院長ブログ – ページ 99
山口実践フットケア研究会の実技研修会
2018/10/05
山口中央骨粗鬆症学術講演会
2018/10/02
次いで健愛記念病院整形外科の池田聡先生の骨折連鎖を断つためには地域医療連携の構築が鍵〜医科歯科連携を含めて〜の講演を拝聴しました。先生は日本骨粗鬆症学会でもご活躍で福岡県那珂郡の医科歯科連携を実践されたパイオニアです。高齢社会において要介護の原因で認知症と骨折・転倒が多いのですが骨折・転倒の予防できる手段として骨粗鬆症治療が重要になります。骨強度は骨密度7割、骨質3割からなり、50代の時期の手首の骨折を初発として骨粗鬆症性骨折が連鎖して脊椎骨折、大腿骨近位部骨折が生じるので初発の骨折から骨密度を検査して骨粗鬆症治療が重要と言われます。最近では大腿骨近位部骨折をhip attackと言われています。骨折した患者さんが骨粗鬆症治療していても途中で中断されることをcare gapというそうで、治療を中断しないためには骨粗鬆症治療を医師のみではなく看護師、理学療法士、薬剤師などがチームで治療することが重要でこれを骨粗鬆症リエゾンサービスといいます。骨密度は部位で異なることがあるので最も正確な検査はDEXAによる骨密度です。健愛記念病院では病診連携でDEXA を検査され必ず次の予約も取る工夫をされているそうです。骨粗鬆症治療における薬剤の種類と使い分けも説明して頂き、治療のモニターとしての検査の意義を教えて頂きました。骨親和性が高いビスフォスフォネート製剤の方が顎骨壊死のリスクをより軽減する可能性をお話しされました。顎骨壊死については歯科で抜いてもらえないと言われる顎骨壊死難民と言われるそうです。最近高齢者で歯が残っている方が多くなる一方で歯周病を有する方も増加しているそうです。ビスフォスフォネート製剤投与4年以上で顎骨壊死発生率が0.05から0.2パーセントに増加するそうです。新しいポジションペーパーのお話しもあり、歯科から休薬依頼のあった薬剤がビスフォスフォネート製剤以外であったのが30パーセントだそうです。先生が取られたアンケートで歯科で顎骨壊死が25パーセント経験されたそうです。又ビスフォスフォネート製剤の休薬した後に骨密度が下がった症例も提示され、歯科との連携が重要であることを強調され、骨粗鬆症連携手帳の紹介をされました。私も質問しましたが総入れ歯の方の顎骨壊死のリスクを聞きましたが、村木先生からの回答は総入れ歯でもがたつきや合わない場合はリスクは同じとのことですので総入れ歯の方にも自信を持って歯科に行くようお勧めしたいと思います。他にも活発な意見交換があり大変勉強になりました。
山口ゆめ花博の医務室勤務
2018/09/25
に昨日勤務しましたが11時から行って中を見て歩きました。一昨日は4.5万人、昨日は約2万人と最高の入場者だったそうですが車の渋滞もそれほどではなく、中は広いのでそこまで混雑していませんでしたので花だけでなく、イベントやガーデニングなども楽しめました。梶岡牧場のハンバーグも限定20食とのことで売り切れでした!
話題の日本一長いブランコや木のジェットコースターは朝から整理券をゲットしないと乗れないそうです。医務室は比較的平和でしたが転倒や足の怪我が多かったです。最後の写真はYICのブースでロボットのナオと記念撮影をすることができたので嬉しかったです。



第1回足の外科研究会
2018/09/25
9/22小郡第一病院で第1回足の外科研究会があり参加しました。各地区の足の専門の先生方の報告を拝聴しました。小郡第一病院整形外科の山崎先生が脛骨関節面裂離骨折を伴った距骨陥没骨折の一例がありました。距骨軟骨損傷があり関節鏡視下に修復した症例を報告されました。次いで山口赤十字病院整形外科の城戸先生が陳旧性足関節外側靭帯損傷に距骨前方突起偽関節を合併した一例を報告されました。関節鏡視下靭帯修復と人工靭帯による修復され4ヶ月でスポーツ復帰したとのことでした。済生会下関総合病院整形外科の末富先生の外脛骨障害の手術的治療の報告がありました。tendonoscopy後Kidner法で再建した報告でした。長門総合病院整形外科の谷先生の足関節足部診療におけるエコーの魅力の報告がありました。長門ブルーエンジェルスのチームドクターもされているそうです。関節リウマチの関節エコーや足関節靭帯損傷、肩腱板損傷などにも有用で動的評価の重要性を教えていただきました。山口県立総合医療センター整形外科の山縣先生の変形性膝関節症に変形性足関節症の報告がありました。変形性膝関節症には人工膝関節を行い、そこで採取した移植骨を使用して足関節症固定術を同時に行い上腕骨ロッキングプレートを使用された報告をされました。周東総合病院整形外科の松木先生が距骨骨内嚢腫病変の治療の発表でした。手術で骨内ガングリオンだったそうで軟骨損傷がありモザイクプラスティーをされた報告でした。済生会山口病院整形外科の大野先生の第四中足骨疲労骨折の報告でしたが保存的治療1ヶ月で骨癒合していない症例と片側性骨端骨異形成症(hemimelica)の症例提示があり、活発な討論がありました。
特別講演で荻窪病院整形外科 足の診断・治療センターの早稲田先生の足関節外傷の治療ー骨折と靭帯損傷についてーを拝聴しました。足関節果部骨折の分類について教えていただき、手術適応は内果、外果、後果、脛腓靭帯の中で外果単独では保存的治療でいけるが内果骨折は手術適応が高いそうです。外果粉砕骨折でのブリッジプレート症例や内果骨折ではスクリューは骨折線を少し越える程度でいいそうです。三角靭帯断裂で縫合は必ずしも必要ない、脛腓間固定については三角靭帯損傷が脛腓靭帯損傷に合併すれば適応がある、手術中に徒手的に動かして不安定性を確認されるなど、手術でのピットフォールなども話をされました。
宇部興産中央病院スポーツ関節鏡リハビリセンター
2018/09/21

慶応大学医学部解剖実習棟でのエコーセミナー
2018/09/21

第32回中国ブロック理学療法士学会での講演
2018/09/20



腰痛の科学ー椎間板を中心にーを拝聴しました
2018/09/15
9/13山口グランドホテルで山口県運動器疼痛研究会があり理学療法士スタッフ三人と参加しました。北里大学整形外科の宮城先生の腰痛の科学ー椎間板を中心にーという講演でした。先生は千葉大出身で椎間板に関する実験や臨床データの論文を書かれています。最初に山口県腰痛スタディーについて紹介されました。椎間板性腰痛は39%という論文がありますが椎間板変性と腰痛は関連がないという論文もあります。和歌山大学整形外科のスタディでも椎間板変性単独では腰痛と相関しないが、週板変性が加わると腰痛と強く相関するということからメカニカルな要因が強く関係するということでした。また鼠蹊部痛も椎間板性があり第2腰神経根ブロックが有効である理由として交感神経幹の関与をお話しされました。椎間板内の線維輪が破綻して微小神経が侵入して来ることで椎間板性疼痛が誘発されるというdeep nerve ingrowthの機序を説明されました。慢性腰痛の病態解明に対する取り組みとして椎間板障害に動的負荷(メカニカルストレス)が加わることがトリガーとなり、M1マクロファージが炎症性サイトカインを産生して椎間板性腰痛が生じ、組織修復に関与するM2マクロファージがTGF-βを、椎間板内細胞がNGFを産生し疼痛を抑制する仕組みをお話され、NGFによる慢性腰痛の治験の取り組みもお話され、基礎から臨床まで勉強になりました。
山口県関節リウマチ学術講演会
2018/09/15
9/12山口県関節リウマチ学術講演会が山口グランドホテルであり参加しました。最初に山口大学の関先生の関節リウマチ診療における関節エコーの有用性の講演がありました。関節リウマチの関節エコーの評価方法と免疫抑制薬、生物学的製剤導入のポイントや関節エコーを併用することで早期診断、早期治療、治療評価、寛解や再発の指標の有力な手段となることを教えていただきました。次いで山口大学第二内科の池上先生の関節リウマチにおける腎障害の講演を拝聴しました。関節リウマチにおける腎障害は22パーセントというデータがあり最近の論文では25パーセントで治療経過中に半数は生じるとのことでした。原因として膜性腎症31パーセント、IgA腎症21パーセント、続発性のアミロイドーシスの順で多いそうです。膜性腎症は抗リウマチ薬によるものが多いですがリウマチに伴うものもあるとのことでした。IgA腎症もリウマチ固有の腎病変によるもの(罹病期間や重症度と関連)と薬剤性(抗TNF-α)のものがあり、鑑別して治療されることを教えていただきました。
特別講演として産業医大内科の田中教授のリウマチ性疾患治療の新展開について拝聴しました。関節リウマチ治療の基本的な考え方、早期治療、寛解、Precision medicineについての講演をされました。関節リウマチの治療として1897年アスピリン、1955年プレドニンが開発されましたが、その後リウマチが免疫疾患であることがわかってきて抗リウマチ薬、生物学的製剤が導入されました。2016EULAR治療アルゴリズムでMTXにステロイドを短期間で使用することを推奨されています。リウマチ治療は多職種で治療しておられるそうですが、産業医大ではリウマチ治療前の2240例中CTスクリニーングで22例ガンが発見されたそうです。呼吸器疾患の既往があり70才以上の高齢者の関節リウマチ患者さんには肺炎予防として肺炎球菌ワクチンを受けてから治療されるそうで、リスク管理をしっかりされておられるそうです。関節リウマチの生物学的製剤導入後10年で疾患活動性が1/3が中程度あるそうですので早期見直しも必要とのことでした。インフリキシマブは投与量の増量とMTXが増量が認められてから寛解率が30パーセント代から50パーセント以上に改善されたそうです。休薬はリウマチ発症早期の場合は半数が成功したそうですが発症後二年以上では深い寛解が得られなければ休薬が難しいそうです。関節リウマチの治療戦略では関節破壊ゼロを目指すことが重要で中止して早期に寛解を維持できることも今後の目標だそうです。生物学的製剤はベーチェット病と乾癬性関節炎が有効であることも教えていただきました。乾癬性関節炎は腱付着部炎から関節破壊が生じるそうです。末梢リンパ球のフローサイトメータを使用して生物学的製剤の戦略的治療(これをprecision medicineというそうです)を行うと治療成績が上がるとのことでした。
