院長ブログ – ページ 90


土曜日の午後に久しぶりにKスタジオに行き運動しました。筋トレと有酸素運動で1時間汗をかきました。さあ、今から山口市夜間診療所の当直です。
 
正月明けからこの1-2ヶ月の講演の準備をしていますが1/31山口市、2/9熊本市、2/14山口市、2/16奈良市、2/21萩市、2/23下関市、3/7小倉市とかなりタイトな日程ですので体調を崩さないように気をつけながら着々と進めています。少しでも聴講される方のお役に立てるように、笑いも取れるように(これは自己紹介でのいわゆるつかみです・・・)頑張ります。


第20回山口実践フットケア研究会が山口済生会病院であり、参加しました。血管外科の斉藤聡先生のフットケアに興味がある人に知ってほしい!足の病気のいろいろという講演があり拝聴しました。済生会病院のフットケア外来が2012年から始まり、医師、看護師、多職種での取り組みを紹介されました。足病変の診療アルゴリズムに基づき、まずは除圧と清潔、血流障害、感染、糖尿病、傷の治療、再発予防、リハビリを適切な部署が対応することになりますが足の異常があった時にフットケア外来に紹介しても除圧と清潔は自院で対応してほしいとのことでした。フェルトなどで傷を完全免荷や洗浄などはやってほしいとのことでした。閉塞性動脈硬化症ではIからIV段階(フォンテン分類)あるのでできるだけ早期に発見して治療することが重要です。触診で足背動脈と後脛骨動脈を触れること、ABIで0.9以上、SPP(皮膚還流圧)で40以上が正常であること、下肢動脈バイパス手術、カテーテル治療の紹介もされました。爪からの感染や難治性潰瘍の治療、糖尿病性足壊疽(血管、神経障害により傷から感染、潰瘍になりやすい)、VAC療法、NPWTという均一な陰圧をかけることで創部を浸潤に保つ治療も紹介されました。再発予防は生活習慣を見直すこと、低音火傷に気をつけることなども教えて頂きました。次いで済生会病院フットケア指導士の廣中先生から実技体験研修基礎編の講義がありました。足病変は知覚障害、血流障害、変形、組織修復力、感染などの基礎因子に機械的因子や皮膚因子のバリア機能障害が加わることで足病変に繋がりますのでリスクファクターとして靴ずれ、低音やけど、爪周囲炎が頻度が高いとのことでした。クロックスなどの常用は間違いであること、ひも履やウィングストレッチという靴がお勧めであること、アセスメント方法としての感染、傷のチェック、爪の異常、足の変形、タコと魚の目、皮膚の異常のチェック方法を教えていただきました。

1/24にホテルニュータナカで運動器疼痛マネジメントセミナーがあり参加しました。岡山大学整形外科の鉄永倫子先生の「運動器慢性痛の患者と向き合う痛み治療アプローチ」の講演を拝聴しました。座長の岸本先生が恒例の講師紹介をされました。講師の先生も非常に感動されていました。日本の運動器慢性疼痛患者は人口の15.4パーセントで首肩腰の患者が多いです。運動器慢性疼痛患者の特徴は自分で病気探しをする、ペーシングできない(発達障害)、痛みに転化、0か100の理論という特徴があります。慢性腰痛の77パーセントが抑うつ傾向があったそうです。痛みが遷延化すると痛みの悪循環に陥りやすいので急性期には薬物療法、手術療法、運動療法を行うことでよくなりやすいですが、慢性期にはセロトニン、ノルアドレナリンが減少しているのでデュロキセチンは全体的健康感や心の健康感を改善するそうです。デュロキセチンは1週間おきに漸増します。抑うつ傾向のありなしで改善度に差はなく、副作用としては眠気が19パーセント、嘔気は16パーセントありました。嘔気対策でガスモチンを処方されることが多いそうです。デュロキセチンを慢性腰痛の脊椎変性疾患や変形性膝関節症の慢性期に有効ですが患者さんのできることが増えて痛みの訴えが減ったそうです。disease centricとdrug centricという考え方も教えていただきました。適切な量をしっかり投与して運動療法を行うということを強調されました。又患者さんに対する対応の仕方を具体的な説明の方法もデモンストレーションされました。

山口大学整形外科同門会に一昨年と昨年の業績集をまとめてメールで送りました。海外発表や論文はないのですが、講演は大小合わせて一昨年は13回、昨年は8回、学会発表は一昨年は3回、昨年は1回と特に講演は我ながらよくやっていると思いました。たまには自分を褒めることも必要ですね。これからも頑張って発表や講演していきます!
 



1/20下関生涯学習センターでフットケアの日のイベントで林部長、宮島看護師と参加しました。私はミニレクチャーと医療相談、林部長は理学療法士の視点で歩き方講座の実技と講義などを担当しました。特に林部長は三時間の講義で大変だったと思いますが元気よく頑張ってくれました。イベントも盛況のうちに終了して何よりでした。


1/17やっと今年最初のDrs.Fitness K STUDIO に行くことができました。一月から新しく始まった戸川先生のレッスンを受けました。健康運動士らしいアライメントと胸式呼吸を意識してわかりやすく初心者の私にも教えて頂きました。その後30分ランニングして終了しましたがいい汗がかけました。
 

1/17山口県医師会主催の講演会があり参加しました。自賠責保険のしくみ、人身傷害保険についてのミニレクチャーの後に名越整形外科院長から肩腱板断裂の診断と治療の講演がありました。最近の解剖のトピックスとして上腕骨大結節部に棘上筋腱より棘下筋腱がほとんど占めており、肩甲下筋の付着部は広範囲で特に上方繊維は肩機能に重要とのことでした。又腱板付着部に関節包が存在することも明らかになったそうです。腱板断裂の頻度は80才以上では半数という結果がありますが、一方で腱板断裂の65パーセントが無症候性で、肩痛の36パーセントに断裂があり、無症候性腱板断裂の51パーセントが症候性になり断裂の大きさが増大したとのことで無症候性でも将来症状が出る可能性は説明しておく必要があるとのことでした。画像診断は外来では超音波診断が有用で、MRIは腱板断裂の有無や筋萎縮が見れ、斜位冠状断像が筋萎縮の評価に有用です。治療は除痛と運動障害の改善、上腕の求心位の回復、肩峰下滑液包の衝突症状の除去を行います。中高年で明らかな腱板断裂があれば積極的に手術を勧められるそうです。修復方法は様々な方法がありますがほぼ関節鏡で修復できます。術後二カ月以内に再断裂は生じやすいそうです。画像診断ではっきりしなくても肩腱板機能不全が疑われた場合には関節鏡での確認が必要なことがあります。交通事故で肩関節痛が残存する場合に高齢者では断裂の可能性を念頭におくことや若年でも小外力でも肩甲下筋損傷や腱板疎部損傷が生じる可能性があること、新鮮断裂と陳旧性断裂の見分けがつくかというと変性があった腱板に事故で完全断裂になることもあるそうです。交通事故で軽微な外力でも腱板断裂になることがあるので肩の診察をしておくこともお話されました。又肩の挙上障害で頚椎由来、胸郭出口症候群のことあることもお話しされました。


三連休の終わりに夫婦で美味しいと噂の原口珈琲で美味しいと噂の原口珈琲に行きました。ランチは今はやっていないとのことでした。コーヒーも香りと味がコクがありました。ついつい和三盆チーズケーキも食べましたが甘くなくコーヒーの香り、味に合って美味しかったです。