院長ブログ – ページ 83

5/5はゴールデンウィーク二回目の山口市休日外科当番でした。朝から患者さんが待合室に多数待っておられて骨折、創の縫合、急性腰痛の患者さんなどがあり受付二人、看護師二人で頑張ってくれました。15時過ぎてようやく昼飯を食べらことができました。18:00までで何とか終わった後は山口市休日夜間診療所に移動して22時まで診療しました。こちらはそれほど多くはなかったので何よりでしたが内科の先生に聞いてもやはり多かったそうですのでゴールデンウィークが長いと医療の現場ではしわ寄せがくることは間違いないようです。とはいえ長期連休を楽しまれた方にとってはお疲れ様でした。
 

5/2は上高地をさらに奥まで歩きました。明神池からさらに奥は車が入れず携帯も電波が届かないですが徳沢ロッジ、新村橋まで行き引き返しましたが、その日は33000歩、約22km歩きました。流石に下肢がパンパンに張り、夕食後は早く休みました。翌朝もまだ行っていなかった大正池まで約一時間歩きましたが行く先々で違った景色を見せてくれる上高地の山々と自然の偉大さを感じ山口へと戻りました。機会があれば今度は夏に来たいです。

私の連休は5/1から始まりました。信州の上高地まで行きましたが新幹線で博多、地下鉄で福岡空港まで行き、そこから松本空港に到着して、松本駅までバスで移動して電車の上高地線で新島々まで行き、そこからまたバスで上高地まで行って約七時間かけて到着しました。ホテルに到着してから河童橋、明神橋を渡って明神池のある穂高神社まで行ってお参りして約二時間散策しました。1500mの高地で雨が止んだばかりで、寒かったですが、空気が澄んでいて来た甲斐がありました!翌日は上高地温泉ホテルで朝風呂に入りました。そこで写真と上高地の歴史が飾ってあり、勉強しましたが河童橋は芥川龍之介が明治39年に訪れて渡った吊り橋が題材になっており、それにちなんで明治43年に初代河童橋が作られたそうです。現在五代目だそうです。温泉も露天風呂があり高浜虚子、幸田露伴、若山牧水などが泊まったとのことでした。


4/29は山口市休日外科当番でしたが開院して一番の大混雑でスタッフも受付二人、看護師二人体制でしたのでてんてこ舞いしたが、時間の経つのを忘れてしまうほどでしたが、皆の協力のおかげでなんとか無事終わることができました。4/30は山口市夜間診療勤務で、5/5は休日外科当番と夜間診療勤務のダブルヘッダーですがこんなに当番や当直が当たることは滅多にないのですが4/29より忙しくないことを祈ります。


いよいよ10連に突入しましたが特に医師の間では魔の連休と言われており休日が多いと患者さんも困るし急患も多いことが予想されるため、あまり歓迎はされていないようです。当院は4/29,5/5が休日外科当番ですのでその間はゆっくり過ごしたいと思いますが、4/28はK studio併設のレストランアランクロアでプレートランチを食べました。野菜もたっぷりで鉄板の内容は色々選べますのでお勧めです。
 

4/25山口県痛みを考える会に参加しました。NTT東日本関東病院ペインクリニック科の安部先生が慢性疼痛におけるインターベンショナル治療の役割という講演を拝聴しました。東日本NTT関東病院は日本でペインクリニックの草分けの存在で山口大学からもペインクリニックの先生が研修されています。安部先生は5代目の部長でラッツカテーテルなどの功績がある先生です。腰痛下肢痛が6割を占めるそうで疼痛治療内服薬やブロック治療をしても改善しない患者さんが多数受診されるそうですので整形外科(特に脊椎外科)との連携をされているそうです。又認知行動療法、マインドフルネスの適応を臨床心理士と相談しながら適応を決められているそうです。痛みの評価はNRS、痛みの性質は簡易マクギル疼痛質問表、他にもK6、EQ5Dを用いて多面的に評価されるそうで、痛みの治療として前向き思考の促進、運動療法による報酬系の賦活なども重要であり診断としてのブロックの重要性をお話しされました。2017年に侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛でもないnociplastic painという新しい痛みの概念も提唱されたことを教えていただきました。最近の論文ではオピオイドが慢性疼痛で反省期に入って使用が減少していること、プレガバリンも坐骨神経痛に効果を疑問視する論文も紹介されました。インターベンショナル治療は薬物療法と手術療法の間を埋める治療であり、運動によるリハビリテーションが併せて必要であることを強調されました。自分の施設が何が得意かを明示して情報を伝えることが重要とのことでした。又腰痛の原因がhip spine syndromeによる股関節痛による症例を提示され股関節疾患による関連痛に注意して診断には股関節ブロックが有効であることも教えていただきました。インターベンショナル治療は神経根由来には高周波熱凝固やラッツカテーテル、その他の痛みには椎体形成術なども含まれ、硬膜外洗浄法、経椎間孔的又は仙骨裂孔的ににカテーテルを硬膜外に入れ造影剤を入れながら癒着を剥離していく手技を動画で紹介されました。又椎間板ヘルニアに対する経カテーテル椎間板摘出術、脊髄刺激療法の進化(バースト刺激)も紹介されました。



4/25 宇部のYICリハビリテーション大学校で理学療法士の卵の生徒さん達の前で私とスタッフ3名(林部長、山内、OBの白石)がプレゼンを行いました。卒業生の白石さんがまず卒後3ヶ月で先輩のサポートの元、一人で患者さんの治療を行ったことや私が理学療法士の今後やクリニックの紹介、林部長が当院理学療法士の仕事について、山内君がK STUDIO でトレーナーとしても活動していることなどを熱く語りました。皆さん真剣に聴いていただき、質問も具体的なものもあり、当院にも興味を持ってもらったと思います。小野田サンパークのスタバで反省会をして帰りました。
4/20,21はK STUDIO で運動をしました。4/20は山内トレーナーの体幹トレーニングと筋力トレーニング、日曜は広島から来られる北村先生の骨盤エクササイズとエアロビクスのレッスンに参加しました。体幹もバランスボードの上で行うと結構難しいですね。クリニックスタッフの石川さんも参加していましたが私といい勝負でした。北村先生の骨盤エクササイズは胸椎部の硬さや骨盤周囲筋のストレッチの重要性を痛感させられます。
 

4/19防府ワーナーマイカルシネマにキングダムを観に行きました。キングダムは単行本とアニメで見てファンになりました。紀元前200年ごろの春秋戦国時代から最初に中国を統一した秦の始皇帝時代の話ですがキャラクターが個性的で時代検証もされていますので是非単行本(54巻ありますが…)を読むことをお勧めします。映画も中国での撮影などスケールも大きく見応えがありました。レイトショーでしたが観客も多かったです。私が配役でぴったりと思ったのは始皇帝役の吉沢亮、王騎役の大沢たかおと楊端和役の長澤まさみです。