院長ブログ – ページ 7

3/16 午後きらら阿知須総合公園でワンダフル山口がありうちのわんこと出かけました。昨年より規模も大きくなり人も多かったですが敷地が広いためゆっくりできました。わんこ達もドッグランで走り回って満足して帰りました。

3/6済生会総合病院岸本先生定年のお祝いがあり参加しました。済生会病院の院長以下多数の方がお祝いの席に来られていました。今後も手術や診療もされるとのことで今後もお世話になります。

3/3令和5年度山口県医師会男女共同参画部会講演会がありウェブで拝聴しました。鈴木弁護士の「医療者のためのLGBTQの基礎知識」という講演でした。医療関係者にセクシャリティを安心して話せないLGBTの方が81%とのことで医療者側にもっと知識を持ってもらいたいとのことでした。LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの略でQはQueerでセクシャルマイノリティの総称です。同性パートナーを家族として扱うこと、医療スタッフ全体で問題意識を共有すること、偏見の目で見ないこと、などを教えていただきました。

2/29 第10回運動器疾患を科学する会 in 山口がオンラインであり参加しました。秋田大学の宮腰教授の「骨粗鬆症治療におけるテリパラチドの役割ー基礎と臨床ー」の講演がありました。骨粗鬆症の基礎知識として副甲状腺ホルホン、ビタミンD.K、カルシウム代謝についてわかりやすく解説していただき、テリパラチドに関する秋田大学での研究結果を交えて骨形成促進剤であるテリパラチドが骨癒合促進にも有用であること、2022の論文で待機的脊椎再建術を受ける成人患者における骨粗鬆症の評価と管理のベストプラクティス・ガイドラインで65歳以上では骨粗鬆症評価をすべきであり、手術に際して骨形成促進薬であるテリパラチド、アバロパラチドを使用することを推奨されていることを紹介されました。

2/18 阿知須地域交流センターで日本ノルディックウォーキング協会指導者講習会があり参加しました。講師の山本先生からノルディックスキーから波及した運動ですがあくまでもウォーキングの一環であることを強調されました。コツとしては

肘を曲げずに腕を振り子のように振る

ポールが一直線

ポールを地面に着地した時点で手を離しストラップで押すようにする

腕振りをすると自然と歩幅が広がる

遠くを見てまっすぐ立って歩く

とのことで実技も行われました。参加者のウォーキングの動画を撮像して3年前の講習会の動画と比較して見せて頂きました。自分の反省点としてポールが地面についた時に肩に力が入りすぎて肘が曲がってしまうということがよくわかりました。呼吸も4歩吸って4歩止めて4歩で吐くと楽とのことでした。最近では高齢者向けのノルディックスローウォーキングを提唱されておりシニア世代の自立を促すことが目的とのことでした。運動中は15分に一回水分補給、高齢者ほど(洋式)トイレ休憩を促し安全配慮すること、セーフティトーク、リスクマネジメント、クライシスコントロール、事故発生対応マニュアルなども教えて頂きました。

2/17山口県総合保健会館で医師会主催の市民講座「みんなで守る救急医療 考えよう、守ろう救急医療〜山口市の救急医療の現状と未来〜」がありスタッフとして参加しました。山口赤十字病院消化器内科原田先生、小児科門屋先生、脳神経内科永田先生、山口済生会病院循環器内科金本先生、整形外科岸本先生、山口市救急本部杉山救急救命士が専門別に救急医療について講演されました。

まずは日中であればかかりつけ医に相談すること、救急車の適正利用、19:00-22:00まで開いている糸米の夜間急病センターを利用すること、小児科では小児科学会が作成したオンライン子供救急、15才未満は#8000番、15才以上は#7119番に電話して相談することをお勧めされました。

途中でスライドプロジェクターが留まるハプニングがありましたがなんとか無事終了しました。

 

令和5年度小児救急地域医師研修事業講演会があり参加しました。最初にかめやまクリニックの金谷院長が耳鼻咽喉科領域の小児救急医療の現状がありました。1999年の報告では小児救急外来において急性中耳炎が過半数で、外傷、異物、鼻出血、上気道炎の順に多かったそうですが最近では肺炎球菌ワクチンにより日本でも欧米でも減少しているとのことでした。。かめやまクリニックでの外耳道、鼻腔内、咽頭異物、鼻出血、急性中耳炎、咽頭外傷などの報告と症例提示を拝聴しました。鼻出血には鼻の下1/3を母指で強く圧迫することがコツとのことでした。

次いで山口赤十字病院小児科部長の門屋先生の昨今の小児感染症発生状況〜救急外来での経験も交えて〜を拝聴しました。コロナ流行下から現時点までの小児感染症の特徴について解説して頂きました。JPLS(小児診療初期対応コース:防ぎうる心停止から子供達を守る)の紹介や症例提示をして頂きながら小児救急における対応を教えて頂きました。

整形外科で経験することのない耳鼻科と小児科疾患について勉強になりました。

2/11宇部市渡辺翁記念会館で柳家喬太郎落語会がありました。

立川志の八師匠の落語会は何回か行きましたが以前テレビで拝見した柳家喬太郎師匠の落語が印象深かったので是非と思いたちました。会場は師匠の人気を表すように超満員でした。現代ネタで大いに笑った後に古典落語の文七元結(ぶんしちもとゆい)がありました。博打で借金を背負った男が吉原の女将から娘を預かられ50両の借金をして家に帰る途中で、50両を無くして身投げしようとする若い男に貸してあげた心意気にお金を貸した男の主人が感動して50両を返しに来ただけでなく、娘さんも50両で引き取ってくれたという心温まるエピソードですが目の前にその光景が広がるような師匠の落語に聴き入りました。

2/10山口市医師会吉南医師会女性医師会部研修会があり参加しましたの。講師はやまぐち発酵文化研究所の柏木亮先生の「日本酒」・雑学を拝聴しました。日本酒は米、米こうじ、水を原料として発酵させてこしたもので清酒酵母はアルコールとエステルを造りエステルが香りを作るそうです。香りには変遷があるそうです。1906年に桜正宗が第一号で18号酵母まであります。酵母はブドウ糖を食べてアルコールを産生します。米麹は酵素の塊でこの製造の優劣で酒質が決まるそうです。宮水が酒造用水としていいと言われるのは鉄が少なく、適度なカルシウム、マグネシウムを含有するからとのことです。酒造好的米として1936年に出た山田錦が有名ですがタンパク質が少なくアミロース含量がおおく粘り気が少ないことが特徴で山口県ではタンパク質の含有で価格を決めるそうです。玄米50%以下に磨いたものを大吟醸と呼び35%以下では管理が難しいとのことです。最近では酒造家が独自に好適米を栽培するようになっているそうです。日本酒は一本のタンクに3回に分けて仕込み初添、中添、留添という三段仕込みを経てもろみの中ででんぷんブドウ糖アルコールが発行して完成します。現代の清酒はアルコール15-18%、純米酒が主流でバイオ技術による酵母の改良も盛んとのことでした。生酛は乳酸菌を生育させて1ヶ月かけて乳酸・酸性にするそうです。又先生が力を入れておられる清酒醸造で得られる固形の副産物である酒粕について教えて頂きました。ビタミンB群、アミノ酸・ペプチド、グルタチオンが含まれており最高のサプリメントであるので酒粕を練り込んだかまぼこを開発され特許を取られたそうです。日本酒の奥深さを再認識しました。

2/12山口市外科系当番でした。朝から多くの急患の患者さんが受診され捻挫や骨折の患者さんや怪我での縫合処置もあり夕方まで忙しかったですが受付2名、看護師2名体制で頑張ってくれました。

明日からは通常診療です。