院長ブログ – ページ 55

3/14は休日外科当番でした。怪我の患者さんは比較的少なく頚部痛や腰痛の方が多かったです。
3/13小郡グランドホテルで山口県臨床整形外科医会教育研修会があり座長として参加しました 最初に山口大学整形外科の鈴木秀典講師のとうかにおける脊椎疾患治療についての講演を拝聴しました。最初に腰下肢痛の治療と頚椎疾患の治療についてのお話でした。ブロック治療の最新動向や腰椎ヘルニアのヘルニコア治療、慢性疼痛を扱うペインセンターの集学的治療の紹介、腰部脊柱管狭窄症の低侵襲治療成績、頚椎選択的椎弓形成術の治療成績と除圧術のピットホールなどお話ししていただきました。特に首下りのある頚椎手術は注意学会必要とのことが印象に残りました。 次の特別講演Iは大阪医科大学麻酔科教授の南先生の最新の痛みの診断と治療についての講演を拝聴しました。大阪医科大学麻酔科は手術麻酔、集中治療だけでなくペインクリニック、救急医療、緩和医療、在宅医療まで幅広く対応されているそうです。慢性疼痛は日本では我慢すべきものと考えられたり、注目度が低いとされますが働き盛りの人が慢性疼痛は10人に1人とされ医療損失も大きいと言われています。痛みの定義が改定され、組織損傷が実際に起こった時あるいは起こりそうな時に付随する不快な感覚および情動体験というように変わったそうです。これは痛みが組織損傷がなくても生じることを提示されたことになります。子供の時の虐待や手術侵襲、仕事のストレスは痛みの過敏性に関与するそうです。漢方薬の有用性についても又自己主張が強い方には加味逍遙散、神経質な方には四逆散、怒りが強い方には抑肝散など漢方治療で様子を見ることもあるそうです。超高齢者や糖尿病患者さんにはブロック治療を行う時には濃度に注意が必要でありステロイドは併用しないとのことでした。糖尿病の方は神経が障害を受けているので手術後の症状の改善が低い傾向があること、頚椎手術後の末梢神経障害の手術も改善度が低いとのことでいわゆる神経のダブルクラッシュが生じると治療成績は低下するとのことでした。神経障害性疼痛の早期にはMMP-9,晩期にはMMP-2が関与するとのことで早期に中枢から抑制する鎮痛剤を使用することの必要性をお話しされました。手術後遷延痛は3ヶ月以上持続する疼痛で1-2割に発症し1パーセントが治療抵抗性とのことでした。術直後に痛みをなるべく抑制することが重要であること、重要変形性膝関節症の人工関節術後で痛みが遷延する1-2割の方は全身の痛みの閾値が低下しているそうですので痛みのないところを徐々に動かしていくリハビリが重要であるとのことでした。頭のdefault mode ネットワークが働かないと安静時痛が改善しないそうです。運動の中でもウォーキングがエビデンスもあり有用であるとのことでした。

ある休みの日の朝錦鶏の滝への通り道に小屋がありその中から山羊が顔を出してこっちを見ていました。その姿が何とも可愛らしくひょっこりはんのポーズになっていました。

3/11 ユウベルホテル松政で岡山骨粗鬆症ウェブセミナーの講演があり演者を務めました。骨粗鬆症性脊椎骨折の診断と治療〜主として骨形成促進剤について〜ということで話しました。当院での治療経験を中心に骨粗鬆症性脊椎骨折の早期診断と治療について話しました。座長の先生からも質問もしていただき充実した1時間でした。

3/7昼からはエコーセミナーをウェブで拝聴しました。軟部腫瘍の特徴とエコーでの限界、主に肩関節膝関節の放射線科の先生によるMRIとエコーの比較の講演など挑戦的な内容で面白かったです。エコーで全てがわかるわけではなく、MRIもうまく組み合わせて診断することが重要であることを確認できました。

3/7朝から衝撃波セミナーを拝聴しました。当院にもある拡散型衝撃波の特集で集中型にはない特徴やその使用方法など講師の先生が解説されましたので当院理学療法士スタッフにもしっかり伝えていこうと思います。

3/5クリニック終了後にウェブで拝聴しました。近畿大学奈良病院整形外科の戸川教授の講演でしたが日本整形外科学会雑誌に出ただけであまり目に触れていないかもしれませんが私は自分の論文も参考論文として掲載して頂いたので注目していましたが非常にコンパクトに要旨をまとめて頂きました。今後の参考にさせて頂きます。
3/3雛祭りの日の夜にウェブ講演を拝聴しました。バイオセラピーの治療と可能性ということでPRP(多血血小板血漿)療法とPFC-FD(血小板由来因子濃縮物-凍結乾燥)療法についての解説と実臨床成績についてでした。次世代型のAPS(自己タンパク溶解)療法も紹介されましたがいずれも変形性膝関節症の関節内に注射する方法で自費診療になりますがその治療成績も含めて勉強になりました。
12月から始めたK STUDIOでのダイエットトレーニングの最終結果ですがNoshというダイエット食と水、そして運動(週一回水泳は町内のプールで、あとはスタジオでのエアロバイク、ウォーキングマシン、袖岡トレーナーとの筋トレなど)で自粛生活を逆手に取って苦痛なく、楽しんで取り組むことができました。おかげさまでスーツもちょうどよくなり体調も良くなりました。更に次の目標をトレーナーと立てて取り組んでいきます。

注文していた鬼滅の刃の絆創膏が届きました。子供達が受診して帰り際に見せて一枚選んでもらいますが看護師さんいわく、子供達の眼の輝きが変わるそうです!