院長ブログ – ページ 48

7/10 山口グランドホテルで第129回山口県臨床整形外科講演会があり参加しました。久しぶりのリアルの講演会で改めていいものだと思いました。最初に長門総合病院整形外科の谷先生の関節エコーと共に歩む関節リウマチ診療を拝聴しました。谷先生は山口県のエコー診療の第一人者で関節リウマチ診療でも著名です。関節リウマチのパラダイムシフトとしてリウマトレックス、生物学的製剤を使用して早期に関節リウマチの治療をして関節破壊を防ぐ治療が主体となり関節エコーの不要論が提唱されたそうですが、臨床の現場では短期に骨破壊が進行する症例があり、炎症反応陰性でもリウマチの滑膜炎が持続する例があることからやはりエコーは有用性があるとのことでした。関節リウマチ以外のリウマチ性多発性筋痛症、ウイルス性、感染性関節炎などを鑑別する必要がありエコーも有用なツールですがあくまでも臨床症状との総合的な診断が必要とのことでした。先生の治療方針はリウマチ発症前の生活に戻ることを考えておられるそうです。生物学的製剤を使用していても骨破壊が進行する例もあり患者さんにエコーを見せることで治療の選択を共有されるとのことでエコーで滑膜炎を消失することを目標に治療されているとのことで、エコーガイド下の関節内注射も併用されているそうでした。エコーの血流の存在は関節破壊の予後因子になるとのことで投薬の増量、変更、手術適応などの治療方針の決定にも使用されるそうです。リウマチ患者さんの痛みの鑑別として関節破壊に伴うもの、滑膜炎によるもの、痛みの中枢感作、他の運動器疾患、関節可動域制限の軟部組織によるものもあり、鑑別にもエコーが役立つとのことでした。

最近読んだ本で話題のスマホ脳を紹介します。

人類の脳は環境に適応できるよう進化してきたため、現代社会のスマホやSNSのストレスには対応しておらず、デジタルライフは記憶力や集中力を低下させるので、スマホ依存から脱するにはスマホを手元から遠ざける時間を作り、運動することである、と述べています。

かくなる私もスマホに依存している一人ですので、非常に考えさせられる本でした。

先日山口市からコロナワクチン接種券が送られてきました。すでに接種はすんでいますが60才になったので65才未満の接種が始まるとのことでした。若い方にも早く広まることを期待しますが、集団接種があると思いますのでこちらの方で協力したいと思っています。

7/1に恒例の山口大神宮のお詣りに行くとこれも恒例の夏越の祓と記された縄の輪がありこれをくぐりました。暑い日が続きますので夏バテに気をつけて頑張りたいと思います。

6/27(日)山口市高齢者集団接種に出務しました。維新公園アリーナでの午前に出務でした。8レーンに分かれて受付、問診、注射を別々にして滞りなく約600名の接種が終了しました。市の職員さん方は1日出務とのことでした。隣に山口病院の院長先生とおざさ皮膚科の院長先生が出務されていたので心強かったです。問診票のチェックで体温が抜けていたり、初回ワクチンのシールが貼ってなかったらしたトラブルはありましたが特にアナフィラキシーなどなくよかったです。

本日朝からスタッフから誕生日と還暦のお祝いをしてもらいました。スライドを作成してくれてそれをみているうちに感情が高ぶり最後に編集してくれた動画を見たあとのスピーチでしたんこで感極まってしまいました。赤いちゃんちゃんこと赤いドクターズウェアをプレゼントしてもらい忘れられない思い出になりました。皆に感謝して今後の診療に励みたいと思います。

6/20は休日外科当番でした。午前中は多かったですが午後からは少なく無事終了しました。自宅に帰ってから次男の事務長が父の日のプレゼントを持ってきてくれました。嬉しいサプライズに感謝感謝です。