院長ブログ – ページ 47

9/11クリニック終了後ユウベルホテル松政に当院放射線技師の山内氏と行きました。山口中央骨粗鬆症リエゾンサービス研究会ウェブ講演の準備があり私は座長ですが特に山内氏が当院から2演題発表するのでスライドチェックのためもあり余裕を持って講演にのぞめました。骨粗鬆症性脊椎骨折のX線写真の撮影の工夫や骨密度測定装置の撮影の工夫を話しされ私自身も大変勉強になりました。特別講演は伊那病院の石橋先生で骨粗鬆症の疫学、リエゾンサービスの現状と未来についてお話しされました。

次いで高知大学整形外科の池上教授の「変形性膝関節症の新展開」の講演を拝聴しました。変形性膝関節症治療の第一は運動、教育、減量で次いで装具、リハビリ、投薬、関節内注射があり最終的に手術があります。軟骨以外の骨硬化、萎縮、骨髄浮腫、筋萎縮、滑膜炎などの病変があります。加齢と共に自然免疫が活性化することを免疫老化というそうです。PRP治療は高知大学では6割有効であったそうです。最近出たジクロフェナクエタルヒアルロン酸ナトリウムの関節内注射も鎮痛効果に期待できるそうですがアナフィラキシー反応に注意が必要です。骨髄浮腫は軟骨下骨に起こるマイクロダメージで病期が進行しやすく荷重が関与するので加重制限が最も効果あるそうです。骨粗鬆症合併の変形性膝関節症ではビスホスフォネート製剤で人工関節を3割抑制できることも教えて頂きました。又変形性膝関節症で中枢感作が1/3に存在するので運動療法、デュロキセチンが有効とのことでした。特発性大腿骨骨壊死に半月板断裂と軟骨下骨病変が関与していること、最近注目されている内側半月板後根断裂にmeniscotibial ligamentが先行していることなども教えて頂きました。

 

9/11山口県臨床整形外科医会講演会が山口グランドホテルであり参加しました。最初に山口大学リハビリテーション部の油形先生の肩の愁訴に対するアプローチ(40才以上の患者を中心に)を拝聴しました。肩の愁訴は肩が痛い、肩が挙がらないの2つですが圧痛、NRS,可動域を診察するとのことです。40才以上の肩痛の5大疾患として腱板断裂、肩関節周囲炎、凍結肩、変形性肩関節症、石灰沈着性腱板炎があります。腱板断裂で挙上困難、夜間痛が特徴的ですが手のしびれもあるそうです。腱板断裂の2/3は無症状で50才以上の1/480才以上では約半数と言われています。腱板断裂の診断はMRIT2強調冠状断と矢状断、横断像が診断能が高く、筋萎縮の評価は冠状断像でグータリエ分類を用いステージ2までに手術した方がよいそうです。治療は消炎鎮痛剤、ステロイド関節内注射、リハビリを併用されますが特に40-50才代や明らかな外傷歴のある方、肩甲下筋腱断裂の方は手術をお勧めされるそうです。肩峰下滑液包炎は内旋時痛が特徴的で、拘縮肩は一次性は凍結肩、二次性は関節内、関節外、筋肉性、神経性に分類されます。凍結肩はステロイド関節内注射や運動療法をしますが5-10年で半数は改善するとのことです。変形性肩関節症は痛み改善なければ人工骨頭より人工肩関節置換術の適応になるそうです。腱板断裂を伴う場合にはリバース人工肩関節置換術が適応になります。石灰沈着性腱板炎は急性発症で消炎鎮痛剤、ステロイド注射が著効しますが衝撃波が時に有効です。頚椎症性筋萎縮症も肩挙上困難の鑑別に重要とのことでした。

 

9/9山口中央骨粗鬆症ウェブ講演会がありました。山口大学整形外科三原先生の講演と山口県立総合医療センター椎木先生の講演がありました。三原先生は骨粗鬆症の治療の選択肢と骨代謝吸収剤と骨代謝促進剤の特徴と使い分け、年代による使い分けなど自件例を提示しながら解説され、今後の骨粗鬆症治療の参加になりました。椎木先生は人工膝関節置換術のロボット手術についてこれまでの歩みと現状、未来について動画も交えながら講演され、整形外科手術の進歩を実感しました。

9/8第10回山口県運動器疼痛を考える会がウェブであり参加しました。愛知医科大学学際的痛みセンターの牛田教授の

痛みの定義が2020年改定され実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随するあるいはそれに似た感覚かつ情動の不快な体験とされました。新しい慢性疼痛の分類として一次性と二次性に分類されたこと、神経の感作によって過敏化して起こるものを侵害可塑性疼痛と定義されること、新しい疼痛のメカニズムが開発されつつありこれらをうまく使うことで運動器の痛みをコントロールしていくことが求められとのことなどお話しされました。

 

日曜の朝、モーニングコーヒーを飲みに夫婦で行きました。コーヒーはさすがに美味しかったですが、食事もしたかったのですが残念ながら提供されていなかったので、結局お腹が空いてモスバーガーを食べてしまいカロリーオーバーになりました…

 

待合室の椅子のアクリル板がぐらつくという患者さんのご指摘がありましたので事務長が週末にDIYで固定してもらいました。ご指摘ありがとうございました。改善できるよう創意工夫していきますので、その他ご指摘があればスタッフまでお願い致します。

8/29日本臨床整形外科オンライン学会に出すスライドを出すために発表原稿を読んで録画しました。さながら予行演習のようで適度な緊張感がありました。パワーポイントの録画機能は途中のスライドだけでも撮り直しできるので便利ですね。

8/29 10時から慢性疼痛マネジメントセミナーウェブ講習会に参加しました。キーワードは患者さんにセルフマネジメントを気づかせる、でした。

最初に日本慢性疾患セルフマネジメント協会の岡谷先生の患者さんがセルフマネジメントするために必要な医療者の対応についての講演を拝聴しました。

慢性疾患セルフマネジメントプログラムというスタンフォード大学で開発されたプログラムで病気の種類を問わず毎週一回2時間半計6回学ぶプログラムです。2人の進行役をリーダーとしてうち1人は慢性疾患を持っており前もって研修を受けるそうです。

症状・治療、生活、感情の3つの課題で困っていることに自己管理で対処する技術を伝えることが目的だそうです。良い睡眠を取る、呼吸法、筋のリラクゼーションを学び、コミュニケーションの取り方、問題解決法、意思決定の仕方、アクションプランなどを学び実行するとのことでした。アクションプランでは何をどれだけ、いつ、1週間に何回、自信レベルを書き出していくそうですので自己効力感を高め、グループで行うことで他者の成功体験を聞くこと、問題解決の支援ができることも持続効果も期待できるそうです。2005年から行われ山口県でも周南市で今年3月に開催されていたことを初めて知りました。最近はオンラインワークショップに取り組んでいるそうです。

次いで八千代病院痛みセンターの平林先生の講演「痛みに悩む患者の精神療法〜痛みがあっても自分らしい人生を送る秘訣とは?〜」を拝聴しました。共感とは相手の立場になって想像することで相手の気持ちや経験を共有することで、患者さんへの関心を持ち、これまでの努力を労り、回復を共に探ることですが中々難しいです。先生は森田療法の専門家として高名で、性格(パーソナリティ)を把握して治療されるそうで、痛みが主観的ですが回復も主観的で個別のものとのことで患者さんの持つ健康な側面を実生活で生かしてこそ真の痛みからの解決があるとのことで参考になりました。