院長ブログ – ページ 32

最近読んだ、というよりオーディブルで聴いた本で柚木裕子の「ミカエルの鼓動」を聴いての感想です。。心臓外科医の西條はロボット手術ミカエルの第一人者として将来を期待され北海道の大学病院で腕を日夜手術に励んでいましたがある日病院長が招聘した心臓外科医真木と対立しつつも共感するところもありました。その後ミカエルに不具合があることを知りながら患者の手術には臨んだ西條がとった行動とは…医師は命とどう向き合うべきか?問う作品でリアルな手術の描写にも感動しました。柚木裕子さんの作品は初めてでしたが他の作品も読みたくなりました。オーディブルはクリニックの行き帰りなどを利用できるので最近ハマっています。

5/1恒例の一日詣に山口大神宮を訪れました。内がありと下宮の扉が開いているのが印象的でした。朝から清々しい気持ちになりリフレッシュされました。

熊本の同級生からもらった日本酒にはまりました。山口の日本酒ももちろん大好きですが花の香酒造の花の香には別の魅力を感じました。実はこちらの社長さんは獺祭に修行に行かれていたそうですが、獺祭より東洋美人に近いのではないかと思っています。(あくまで私見です)飲みすぎないよう注意しています。

4/23 東京大学スポーツ先端科学連携研究機構公開シンポジウム「筋肉の時代へ」をオンラインで拝聴しました

基調講演で東大でボディビル部を作られた筋肉研究の第一人者である石井直方先生の講演があり、その後筋肉の研究の最前線の先生のミニレクチャーがありました。

ついで3人のパネリストが日本柔道連盟でも海外選手に対抗するために筋トレの重要性が注目されメダルにつながったことも講演され、又高齢者の筋トレの有用性について亀岡スタディを紹介され活動量の増加とスロトレを基本としたレジスタンストレーニングにより新規介護認定を30%抑制したとの結果を示され、若い痩せすぎの女性の筋肉量低下に対して自重トレーニングでも筋肉の量と質を改善できることを示され筋トレの有用性をあらためて認識しました。

筋トレをやる方が経年的に増えていること、筋肉体操で有名な谷本道哉先生のお話もあり学問的に正しいことを普及すること、勧める運動は自分でもする、こだわりが強すぎて独りよがりにならないことをお話しされました。

小児運動器疾患指導医師管理セミナーをウェブで拝聴しました。講師は国立三重病院の西山先生で小児運動器疾患の診察の基本(触診、可動域判定は検測から行う)、X線撮影は左右を比較することなどから筋性斜頸、先天性股関節脱臼、くる病、若年性特発性関節炎(JIA)、化膿性関節炎など小児の基本疾患について学習しました。

 

休日に庭で愛犬3匹と遊びました。トイプードルでディオ、マリリン、ワインと言います。特に末っ子のワインは女の子ですが元気で1日中動き回っているので体が引き締まっています。やはり活動的な方が犬も肥満にならないようです。

4/16 東京スポーツ整形外科研究会にウェブ参加しました。テーマは鼠蹊部痛でした。アスリートの鼠蹊部痛はグローインペインと言われ特にサッカー選手に多くMRIを撮像することが多いのですが最初にアントラーズスポーツクリニックと東京医科大学の山藤先生が股関節関連鼠蹊部痛の診断と治療について、斉藤先生が股関節関連以外の鼠蹊部痛の診断と治療について講義されました。ドーハ分類が有名で内転筋関連、腸腰筋関連、鼠径関連、恥骨関連、股関節関連に分類されますがオーバーラップもあり股関節関連以外は保存的治療が基本であるとのことでした。股関節関連では関節唇損傷や軟骨損傷、大腿骨頚部の骨形態異常(カムタイプ)がある場合に股関節鏡による手術も選択することがあるとのことでした。次いで膝関節前十字靭帯、半月板、肘内側側副靱帯の解剖の新治験について2人の先生にご講演いただきました。最後にスポーツ障害にエコーは必要か?について横浜市立大学の宮武先生の講演がありました。腱付着部痛の診断治療にエコーを活用しておられ新しい治療としてエコー下手術、TENEXという経皮的超音波ガイド下腱変性部分切除術など紹介され、エコーはLINEと一緒であると便利で手放せなくなるので是非活用してほしいということで締めくくられました。

当院では骨粗鬆症の早期診断のために骨密度測定機器としてDEXAを導入していますが、先日プリンターが故障するというトラブルが発生しました。メーカーさんに連絡すると夕方きて頂き当院に他にある予備のプリンターで使用できるよう設定して確認テストまで頂きました。遅くまでかかりましたが翌日の診療に支障なく安堵するのと担当者の方にも感謝致します。