院長ブログ – ページ 20

2/21午前の診療後に第5回院内スタッフ勉強会を行いました。雑誌「致知」の3つの記事(私が3つ選びます)を読んでその中で感想文を書いて小グループに分かれて発表会を行い代表者を決めて皆の前で発表しました。3つの記事の中で最も感想文が多かったのが人間国宝の桐竹勘十郎さんの「一日一日の積み重ねが我が文楽人生をひらいてきた」でした。私は「中江藤樹と石田梅岩ー二人の先哲が教えるもの」の感想文を発表しました。5回目となり水面なれてきて和気あいあいとした時間を過ごせました。感想文を聞くとスタッフの意外な一面を発見することもできますので今後も月1回継続していきたいと思います。

 

2/19 昼から先進整形外科エコー研究会SMAPセミナーがありました。テーマは腰痛をエコーで打ち破るというタイトルで興味深く拝聴しました。腰痛ガイドラインに基づいた腰痛の診療フローチャートがありますがこの中に硬膜外ブロックや神経根ブロックをエコーガイド下に行う手技を紹介されました。特に神経学的所見をしっかり取ることが重要とのことでした。

特別講演は北海道千歳リハビリテーション大学の鈴木先生の腰椎の比較解剖学の講演でした。生物の中で脊索の周辺が石灰化して脊索に入れ替わるかたちで脊椎が生まれてその残りが椎間板とのことでした。腰椎は直立二足歩行を行うようになって前弯が生じたそうです。又興味深いのはチンパンジーやゴリラなどの類人猿はヒトより腰椎が少ないそうで、そこから進化の過程が異なるのでは?ということが非常に興味深かったです。

仙腸関節痛の病態分類とブロックの方法のセッションでは仙腸関節痛は関節内より後仙腸関節靱帯内ブロックの効果が高いとのことで仙腸関節痛の診断の難しさを痛感しました。

2/19 朝から小月の貝汁で有名なみちしおで朝ごはんを食べました。何十年ぶり?かは思い出せませんが座席に座ってからタッチパネルで注文すると店員さんが持ってきてくれるシステムに変わっていましたがこれもコロナ対策の一環と思いました。朝定食は貝汁付きで美味しかったです。

2/18 維新ホールでスペインフェスタがあり15:30からKスタジオのキッズダンスチーム「DOUBQEU」がトップバッターで出演でしたので応援に行きました。会場は親子連れでいっぱいでダンスミュージックに合わせて踊る姿を観ました。以前からダンスイベントがあると観に行っていましたがやはり皆の成長を感じました。維新ホールは音響も凄くいいので他の出演者(フラダンスの方も多かったです)もいい顔しておられました。

うちのワンコ3匹の中でもメスの2匹のマリリンとワインはいつも仲良しで昼間はほとんど一緒にいることが多いです。クッションは3つあるのですが何故か2匹でくっついていることが多いので思わず声をかけたくなります。

2/9 ホテル松政からウェブ配信で講演を行いました。愛媛の先生方向けのセミナーで「骨粗鬆症性脊椎骨折の早期診断と治療ー骨形成促進剤を中心として」という演題で講演させていただきました。当院の最近のデータをまとめた結果も入っており自分としては満足のいく内容であったと思います。座長の守田先生と講演前の打ち合わせで以前私が愛媛労災病院に勤務していたこと、大先輩である大本先生の踵骨骨折の話で話が盛り上がったことも良かったです。

クリニック終了後に山口支援学校で学校保健安全委員会があり側弯検診に毎年言っているので参加しました。会議が終わって帰る際に子供たちが手作りしたクリスマスリースや和紙で作成した作品やしおり、木工品などをお土産に頂きました。ほっこりした気分になりました。

広島のRCCラジオ番組「おひるーな」のアナウンサーの方から電話があり貧乏ゆすりの効果について電話取材させて欲しいとのことで出演することになり2/3 13;30から電話取材を受けましたので2/8放送が終わりましたのでその内容を紹介します

「貧乏ゆすり」とは、広辞苑(第六版)によると、「すわっている時、膝を絶えずこまかくゆすること」。とされ、江戸時代中頃から見られる語で、貧乏な人が寒さや飢えからブルブルと小刻みに震えているところから命名された説が有力のようです。海外ではfidgeting(フィジッティング)かjiggling(ジグリング)という言葉で表現されており、貧乏ゆすり様運動とも訳されています。1970年代にSalterらがCPMContinuous Passive Motion:持続的他動運動)の概念を提唱し、CPMにより軟骨再生が認められたことを報告して、骨折の手術術後に関節の早期運動や拘縮予防などに比較的大きな器械を使用されていました。(現在も使用されています)

海外では英国に住む3778歳の女性12,778人の座っている時間、貧乏揺すりの頻度と死亡リスクとの関係を調べた結果、1日の座っている時間が56時間の場合、貧乏揺すりの頻度が高いグループで死亡リスクが下がっていたという報告があり貧乏ゆすりが見直されるきっかけになったそうです。

日本では柳川リハビリテーション病院の先生が変形性股関節症でジグリングを行い有効な症例を報告されたとことで注目され研究会などで症例を重ねていますがまだエビデンスは確立されていませんが、安全な方法ですのでトライしていただければと思います。貧乏ゆすりではなく健康ゆすりという呼び名を提唱されています。(自動ジグリング器械も開発販売されていますー少々高いです…)

ジグリングのやり方は椅子に座って股関節、膝を約90度屈曲位で踵を2cm上げ下ろしを1分間におよそ200~250回の頻度で行います。一日トータル30分行うことが推奨されています。ジグリングの効果には他にもふくらはぎの筋肉を動かすことで血栓予防(エコノミークラス症候群の予防)にもなり、皮膚温が上昇するなど冷えやむくみの改善効果も期待できます。

広島のRCCラジオ番組「おひるーな」のアナウンサーの方から電話があり貧乏ゆすりの効果について電話取材させて欲しいとのことで出演することになり2/3 13:30から電話取材を受けました。20分ほどアナウンサーの唐澤さんと一問一答を行いました。十分下調べをして臨みましたのでしっかり受け答えできたと思いますので放送が楽しみです。2/8 14:00ごろ放送予定です。

 

2/2 M3.comでのウェブ講演がありました。座長はさっか整形外科クリニックの目院長で「運動器疼痛(主として神経障害性疼痛)における薬物治療・運動療法」について講演を行いました。慢性疼痛の定義、神経障害性疼痛の疫学、診断、治療について述べた後、当院での治療戦略、神経障害性疼痛の治療薬ミロガバリンの治療効果についてお話ししました。