院長ブログ – ページ 126

緊急告知です。5月に黒川に当院の関連施設がオープンします。名前はDrs.Fitness K STUDIOというメディカルフィットネスクラブで、オープンに向けてこちらのスタッフが急ピッチで準備中ですので詳細が決まり次第、またアップしますのでこうご期待を!
4/9山口ターミナルホテルで第1回山口中央骨粗鬆症リエゾンサービス研究会が開催されました。これは日本骨粗鬆症学会が骨粗鬆症マネージャー資格制度を介して、骨粗鬆症の治療率向上と継続率向上、治療の連携を目的とした取り組みです。当院の理学療法士の林が骨粗鬆症における当院での取り組みとして理学療法士の立場から最初の発表を行い、山口県立総合医療センター薬剤部の渡邊先生が県立総合医療センターにおける入院患者さんの骨粗鬆症治療率が20%であり、再入院時にも骨粗鬆症治療をされていない割合が高いことを発表され、メディカルスタッフが骨粗鬆症治療に関わる重要性について提言されました。特別公演は熊本から鶴上整形外科リウマチ科の鶴上浩先生でした。全世界で3秒に一回骨折生じている現実があり、骨粗鬆症の治療率が低いこと (大腿骨頸部骨折後19パーセント)治療継続率、服薬率が低いこと、  米国でも一年以内に45パーセント脱落  することもお話しされました。
骨粗鬆症健診率 は熊本で5%、 山口2、1%と低く何故治療継続率低いか?というと治療効果を実感しないためとのことでした。
治療の有効性の評価 としてNNT ( 小さいほど有効な治療)で示すと、  心血管イベント 50-100であるのに対して、骨粗鬆症治療では椎体骨折 で20、大腿骨頸部骨折100、 ビスフォスフォネート剤  5年継続で   NNT21と非常に治療の有効性が高いデータをお示しになられました。服薬中止の理由として 副作用、  病識不足 、 服薬を嫌うなどがあげられます。
そのためには医師1人では難しいのでチーム医療で行うため、日本のOLSサービスが発足し治療率向上と継続率向上、治療の連携を目的として、初発骨折を予防し(一次予防)骨折の連鎖を断つ(二次予防)ということを掲げています。
クリニックでの治療率向上の取り組みとしてポスター教室による啓発、 既存骨折を把握、FOSTA(  体重ー年齢×2 =ー4以下が高リスク)などを紹介され、骨折治療早期から治療計画を立て、 スタッフ全員が「勉強会なども介した取り組みを行われた結果、経口剤 の 継続率81パーセント、 注射剤83パーセントを達成されたそうですが、これでもまだまだということでした。病診連携としての検査連携が重要であることも強調されました。参加者も50名を超えており、当院も鶴上先生の取り組みを見習いメディカルスタッフと共に頑張って行く決意を新たにしました。

うちの家族というかペットですが、4匹いる中での末っ子のレオがストレッチしているいい写真が撮れました。毎朝観察していると朝ケージから出てから動く前に必ず腰を伸展ストレッチしてから動き出すことに感心しています。朝起床時に腰痛がある方はぜひ腰をそらしてから動かれることをお勧めします。(痛みが強くなるケースもありますのでその際は中止してください)
4/5はクリニックの開院4年目の記念日でしたが、朝の朝礼後スタッフからサプライズの花のプレゼントがあり非常に感激したのと、開院した時の初心に戻って診療に臨みたい、と決意を新たにしました。受付とリハビリ助手で仕事についているスタッフがいませんが、皆さんに感謝をこめてありがとうと言いたいです。受診された患者さんにも感謝の意味を込めて私の似顔絵入りの飴(特注です)をささやかながら持って帰っていただきました。


 
知っておきたいヨーロッパ流子どもの足と靴の知識という本を読みました。ヴィーランド・キンツ博士の著書で吉村眞由美さんの訳です。足の長さは左右で違うこと、朝より夕方のほうが大きいので靴は夕方に選ぶことを推奨されていました。裸足で歩くことを推奨されており、1から3才では3か月おき、3から6才では4か月おき、6から10才では5か月ごとに足の長さをチェックしたほうがいいそうです。足にあった靴は少なくとも12ミリ、最大17ミリ足より長いものを選ぶことを推奨されており、勉強になりました。
 
4/1からクリックのリハビリテーション部門に理学療法士が新たに加わり四人体制になりました。新人スタッフの教育を皆で分担して彼女が社会人としても一人前になるように指導していきたいと思います。



 
4/2宇部市で山口大学整形外科同門会総会があり参加しました。整形外科の先輩後輩が一同に集まる年に一度の行事です。田口敏彦教授、河合伸也名誉教授など恩師の先生や県外の先生方にもお会いできご挨拶しました。特に印象的だったのが昨年宇部市で開業されたかとう整形外科クリニックの加藤圭彦先生のお話しで、開業されて患者さんとじっくり向き合って診療をされているという話を聞いて自分も初心に戻って頑張ろうという気持ちになりました。翌日は日曜日の恒例の散歩を約一時間行いました。桜が満開で気持ちのいい朝でした。

 
3/31クリニック終了後にスタッフミーティングを行いました。私と受付、看護師、理学療法士、リハビリ助手のリーダーの5人で1か月に1回クリニック内の改善点や問題点を検討して、患者さんへのサービス、医療の提供に努めることを目的として行っています。今回から新しいリーダー2人が加わり、様々な気付きも指摘があり、非常に有意義なミーティングになったと思います。今後も定期的に開催していきます。写真はHP用のスタッフ集合写真です。
マッケンジー四肢アドバンスコースが3/25、26東京であり理学療法士三人と参加しました。講師はWatson先生で英語でスピーチされて国際マッケンジー協会日本支部長の岩貞先生が同時通訳されました。
普段の生活が屈曲位の姿勢 運動が多いので普段使わない方向(伸展)に反復運動をすることが多く、頚椎腰椎はderangementが7-8割位ですが、四肢の場合はderangementの割合が4割だそうです。
今回新たな発見は上肢下肢評価表に分かれたことです。
咳くしゃみで肩に放散 する場合には頚椎の関与を疑い、下肢に放散 する場合は 腰椎の関与を疑います。
評価表には詳細な問診項目があり、 職業、趣味(メカニカルな負荷がないか?)、支障動作、病歴で現在の症状、いつから、きっかけ、発症時症状、背椎脊髄病歴、持続的か間欠的か?悪化因子について前屈 振り向く   衣服着脱  リーチ動作  時間 同じ体勢か動作時増悪するかなど、改善因子についても同様に問診します
動作を続けると改善悪化不変、睡眠障害、安静時痛、既往歴や治療歴、健康状態、服薬有無、画像検査有無、手術、夜間痛、事故歴を聞き、まとめとして急性(一週間ーマッケンジー法では概ねこのように分類するそうです)、亜急性(1-7週間)、慢性(7-8週間以上)なのか?、きっかけ有無を記載し、理学検査の部位を決定します
理学検査では座位と立位の姿勢と姿勢矯正で症状改善するか?神経学的検査を調べて痛み機能のベースラインを記載します。可動域検査、overpressureを加えて運動時に痛みあるか?最終可動域に痛みあるか?抵抗運動で痛みあるか?をチェックした後、脊柱可動域制限や反復運動検査、姿勢保持検査を行って背椎の関与の有無を決定します。その後関節の反復運動検査を行い運動中運動後痛みがあるか?を評価して暫定分類を行います。
脊柱由来かどうかをしっかり評価後、四肢のderangementか否かを評価することを教えていただきました。
四肢の場合はderangement、postural,others 以外にarticulate dysfunction,contractile  dysfunctionを鑑別することが特徴です。
Watson先生から上肢の肩、肘、手関節、下肢の股関節、膝関節、足関節の運動方法の解説がありました。
グループに分かれて四肢の痛みがある参加者を対象に評価を行いましたが私が左母指付け根の関節痛があるので被験者になりました。初日の評価で頚椎の腹臥位での伸展運動で痛みの軽減があったので一晩そのエクササイズを継続しました。翌日朝痛みが移動してエクササイズを継続しましたが手をついた時の痛みが残り再評価で各セラピストに頚椎伸展を負荷を上げて最終可動域まで動かしても痛みが残存し臥位での上位胸椎の伸展運動を講義の間にも行い、痛みの軽減が得られました。当院の理学療法士の河野も積極的に発言してくれました。最後にWatson先生から今のエクササイズをもう数日継続して痛みが残存するなら四肢のエクササイズを行うようにアドバイスを頂きましたので当院のクリデンシャルの林に判断してもらうことになりました。自分では姿勢に気をつけているつもりでしたが胸椎から頚椎の姿勢や柔軟性が低下していることを認識しました。
他のグループで肩後方の痛みの方で肩の屈曲エクササイズでよくなったことを当院の理学療法士の中田が堂々と発表しました。最後に修了書を頂き東京から山口へ戻り明日からの診療に役立てたいと思います



 
3/24クリニック終了後にHP用写真撮影がありました。最初に全員の集合写真をクリニック前で撮像しましたが、天気は良かったのですが風が寒くて半袖スタッフもいて寒そうでした。その後各部署に分かれて写真撮影を行い、普段の仕事風景も撮像してもらいました。プロのカメラマンさんは流石だと、感心しました。スタッフ写真が終了して最後にわたしの診察風景、神経ブロック写真も撮影しましたので近日公開予定ですのでこうご期待ください。