院長ブログ – ページ 108

5/10 クリニック終了後大急ぎで宇部まで行き慢性疼痛セミナーイン山口に参加しました。

5/10クリニック終了後宇部のアナクラウンホテルで慢性疼痛セミナーに参加しました。山口大学整形外科の寒竹講師の「慢性腰痛症の治療の現状と課題」について拝聴しました。日本の腰痛治療の現状について話され、運動器慢性疼痛治療の現状調査の結果、疼痛ありが15パーセントで2000万人以上で、女性に多く、30〜50才に多く、大都市の方が多く、デスクワークの方が多いという結果でした。治療は診療所が60パーセント、民間療法が20パーセント、半数が未治療で1/3は現状に満足していないという結果でした。患者満足度に関してはマッサージなどの民間療法の方が高いという結果も示されました。慢性腰痛は侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛(65パーセント)、心因性疼痛の混合であることを念頭において治療に当たる必要があります。2016年の神経障害性疼痛薬物治療のガイドラインでSNRI(セロトニンーノルアドレナリン再取り込み阻害剤)であるドュロキセチチンが推奨されており、作用機序や副作用について教えていただき、慢性腰痛症でNSAIDSの効果不十分、腰部脊柱管狭窄症の神経障害性疼痛でリリカが効果不十分の時に適応があるとのことでした。慢性腰痛症の運動療法については高いエビデンスがありますが特定の運動は推奨されていないのが現状ですが、日本でも背筋、腹筋訓練と臀筋ハムストリングのストレッチを組み合わせてNSAIDSと同等の効果を有した日本のLETスタディを紹介されました。

ついで島根大 学整形外科の内尾教授の「変形性膝関節症の薬物治療の有効性と課題」の講演を拝聴しました。日本の高齢化率は27、5パーセントで都会で今後増加してきます。運動器疼痛の中で変形性膝関節症の割合が腰痛の次に多く、メカニカルストレスが関節軟骨に影響を与え、関節裂隙は年々狭小化してくるとのことでした。変形性膝関節症の患者さんの疼痛は膝痛が初発症状で立ち上がりやしゃがみこみなど日常生活に支障を与え、62パーセントが家事に支障をきたし、半数が家族に迷惑をかけると考えていることがわかってきました。膝痛とX線重症度と必ずしも相関せず、日常生活動作の制限とも相関しない結果がわかってきました。膝痛の疼痛管理は重要で疼痛メカニズムとしてメカニカルストレスと炎症性メディエーターが関与しています。膝の外ぶれなども良い例だそうです。関節痛は侵害受容性疼痛が主体ですが慢性刺激による感作があることや膝の関連痛もあること、膝周囲の痛覚過敏があることなどは下降性疼痛抑制系の関与が考えられ、変形性膝関節症の患者さんは下降性疼痛抑制系の機能低下を生じており疼痛残存の原因となり、このメカニズムについて整形外科医も認識不足、認識の乖離があり、痛みの原因を医師から年のせいと言われたり、筋肉の衰えと言われるとあきらめ、苛立ち、不安を有すると治療満足度が低くなり、痛みの破局的思考が生じると痛みの慢性化を生じやすくなります。変形性膝関節症の患者さんの希望は除痛であり、薬物治療で痛みを和らげると運動療法ができるようになります。変形性膝関節症の薬物療法においては初期の痛みにはコックス2阻害剤などはNSAIDSで対処しますが(SMOADS)3ヶ月以上の慢性疼痛には下降性疼痛抑制系を賦活するドュロキセチチンなどの選択肢を考えるとのことでした。デュロキセチチンは当初はうつの薬でしたがうつを除外した直接鎮痛疼痛抑制効果も証明されました。内尾教授は変形性膝関節症発症初期にはNSAIDS、ヒアルロン酸関節内注射を行い3ヶ月以上経過して疼痛の取りきれない方にデュロキセチチンの適応があり、それでも取りきれない時にオピオイドを考えるという薬物治療体系を提示されました。

クリニック終了後山口銀行山口支店で指認証の登録を行いました。キャッシュコーナーで実際にできるかやってみましたが成功しました。山口銀行が金融機関では国内初とのことです。

 
5/3は下瀬りんご村のドッグランに行きました。いつも愛犬のトリミングでお世話になっているメジエールさんの主催で10家族30匹ぐらいの愛犬たちが集まりました。リンゴ園は花が咲いており二つのドッグランがあり、どちらも盛況でした。バーベキューも行われ、愛犬たちのレースも行われ楽しみました。いつもは外出しないで留守番の長男しろも連れて行き満足そうでした。
5/4はクリニックで仕事に励みました。
先日待合室の後ろの方に飾ってある額を好感しました。季節の変わり目に患者さんが持ってきてくださいますので展示しています。非常に力作ですので受診された方は是非観て頂ければ幸いです
4/28診療終了後にやまがた循環器内科クリニック院長、おざさ皮膚科院長と毎年恒例の3人会を開きました。当院の敷地内の3つのクリニック内での近況を報告し、親睦を深めました。山縣先生、小篠先生、お疲れ様でした。来年もまたよろしくお願いします。
4/20岩国に早めに到着して座長の岩国医師会病院貴船副院長とお話ししていよいよ講演でした。大谷整形外科院長や高田整形外科院長先生が出席していただきました。骨粗鬆症性脊椎骨折の早期発見のポイントとしては高齢者の急性腰痛は6割が椎体骨折の可能性があることを念頭に置いて臨床症状(起床時、立ち上がり時の疼痛)、診察所見から椎体骨折を疑い、X線側面ではっきりしない場合にはMRIを早期に撮像すること、テリパラチドは椎体骨折後の骨粗鬆症治療として非常に有用であり、導入継続のコツは、医師の熱意とメディカルスタッフとの連携、定期的な検査(骨密度、採決など)による評価を行い患者さんにフィードバックすることであることが要旨でした。


クリニック終了後夕方から岩国に行って講演を行います。当院における骨粗鬆症性脊椎骨折におけるデイリーテリパラチドの導入と継続の工夫、という演題です。行く直前までスライド修正を行いブラッシュアップに努めました。今から出発します。
4/15小郡第一病院藤井院長とさっか整形外科目院長と意見交換会を行いました。藤井院長も目院長も院長就任1年ということで、私も開院5年ということでお互いを祝いました。日頃からお世話になっている小郡第一病院の近況も聞くことができ、学年も近いこともあって話がはずみました。