院長ブログ – ページ 108

5/3は下瀬りんご村のドッグランに行きました。いつも愛犬のトリミングでお世話になっているメジエールさんの主催で10家族30匹ぐらいの愛犬たちが集まりました。リンゴ園は花が咲いており二つのドッグランがあり、どちらも盛況でした。バーベキューも行われ、愛犬たちのレースも行われ楽しみました。いつもは外出しないで留守番の長男しろも連れて行き満足そうでした。
5/4はクリニックで仕事に励みました。
先日待合室の後ろの方に飾ってある額を好感しました。季節の変わり目に患者さんが持ってきてくださいますので展示しています。非常に力作ですので受診された方は是非観て頂ければ幸いです
4/28診療終了後にやまがた循環器内科クリニック院長、おざさ皮膚科院長と毎年恒例の3人会を開きました。当院の敷地内の3つのクリニック内での近況を報告し、親睦を深めました。山縣先生、小篠先生、お疲れ様でした。来年もまたよろしくお願いします。
4/20岩国に早めに到着して座長の岩国医師会病院貴船副院長とお話ししていよいよ講演でした。大谷整形外科院長や高田整形外科院長先生が出席していただきました。骨粗鬆症性脊椎骨折の早期発見のポイントとしては高齢者の急性腰痛は6割が椎体骨折の可能性があることを念頭に置いて臨床症状(起床時、立ち上がり時の疼痛)、診察所見から椎体骨折を疑い、X線側面ではっきりしない場合にはMRIを早期に撮像すること、テリパラチドは椎体骨折後の骨粗鬆症治療として非常に有用であり、導入継続のコツは、医師の熱意とメディカルスタッフとの連携、定期的な検査(骨密度、採決など)による評価を行い患者さんにフィードバックすることであることが要旨でした。


クリニック終了後夕方から岩国に行って講演を行います。当院における骨粗鬆症性脊椎骨折におけるデイリーテリパラチドの導入と継続の工夫、という演題です。行く直前までスライド修正を行いブラッシュアップに努めました。今から出発します。
4/15小郡第一病院藤井院長とさっか整形外科目院長と意見交換会を行いました。藤井院長も目院長も院長就任1年ということで、私も開院5年ということでお互いを祝いました。日頃からお世話になっている小郡第一病院の近況も聞くことができ、学年も近いこともあって話がはずみました。

下関フットケア講演会2017に参加して講演しました。内科系の先生や看護師さん達の参加が多い中で整形外科クリニックで行うフットケアという演題で講演しました。特別講演はフットケア診療の現実 那珂川病院血管外科循環器科の竹内一馬先生でした。足の病気は万病の元で、高齢者が歩けなくなると様々な弊害が生じます。糖尿病合併管理料や透析患者さんで下肢末梢動脈性疾患管理加算が認められたことでフットケアに対する関心、導入が増加していますが山口県でもまだ58パーセントぐらいだそうです。足の病気について足の血流障害の中のブルートゥー症候群、糖尿病性壊疽など代表例も提示されました。皮膚温の左右差、履物、動脈、皮膚の色素沈着、深爪など観察項目を多数教えて頂きました。症例提示として巻爪が原因で化膿して難治例となり壊疽となり、切断に至った症例の動画を見せて頂きました。ガター法として点滴のチューブを爪に挿入する例やマチワイヤーでは足病変重症例には向かないこと、先生のご専門の3TO法で症例提示をされました。巻爪の原因となるすり足歩行ではなく、足趾を踏み込むことなど原因を指導すること、蜂窩織炎、慢性創傷、靴擦れ、低温熱傷、亀裂など提示されました。那珂川病院のフットケア外来は多職種で予防から治療まで行っておられますが、治療の選択肢は引き出しが多い方がいいこと、足病変に立ち向かうフットケア診療として、血行再建術以外は手術も行われており、年間3000人以上診ておられるそうです。外来の様子を動画で紹介され、足の観察のポイントを教えて頂き、3TOの見事な技術を見せて頂きました。靴・インソール外来についても紹介され、靴選びの注意点、履き方のポイントとして踵をトントンして紐をしっかり締めること、リウマチの足病変に対する靴の工夫、閉塞性動脈硬化症の壊疽の患肢のオートアンプテーション、マゴット療法で生物学的デブリドメントの映像も見せて頂き、局所陰圧閉鎖療法、高圧酸素療法を組み合わせて治療されて大切断を免れた方が多数おられることを目の当たりにしました。最後に予防についてNPO法人 足もと健康サポートねっとを立ち上げられ、アクロス福岡での市民公開講座やフットケア指導士による相談などを紹介され、フットケアに対する先生の情熱を感じました。講演の後、竹内先生、座長の前田内科の院長先生と石原看護師さんと御一緒してフットケアについて大いに語らいました。(私の講演の写真は林部長が撮影してくれました。)