こんにちは看護師、診療放射線技師です。9月30日(木)18時30分からフィリップス社がWebでMRIの講演を開催するとの情報を院長先生から聞き、久しぶりにMRIの講演を聴講しました。演題は「Ingenia Ambition1.5Tの特徴と使用経験からの有用性」東海大学医学部付属病院 放射線技術科 高野普 先生、「Ambitionで完全攻略「ストレスフリー」な腹部検査の実現」 岩手県立中央病院 放射線技術科 藤村雅彦 先生 の2演題で、いずれの講演も、「少ない液体ヘリウム量で超電導状態を維持できる」装置を使用し、新しい呼吸同期システム、短時間撮像法と撮像シーケンスを使用した有用性などについて説明されていました。
MR装置は、永久磁石を使用した低磁場装置と超電導磁石を用いた高磁場装置(0.5テスラ以上)がありますが、高磁場装置は超電導状態を維持するために通常1500ℓの液体ヘリウムが必要となりますが、今回の講演で使用されているMR装置(1.5テスラ)は7 ℓの液体ヘリウムで安定した超電導状態を維持できる装置との事で、実際に臨床画像を見たいと思っていましたが、講演の中で画像を見る事ができ、また装置の使い勝手も聴く事ができ、とても参考になりました。