診察室での患者さんと先生のやりとり…
…『どうして 私は入れ歯なのに歯医者さんに通わないといけないの…?』
骨密度検査を受けて治療が必要な方に
かかりつけの歯医者さんや
虫歯などの治療の必要性がある歯があるかどうかおたずねします。
骨そしょう症の治療薬の中に古くなった骨を壊す働きを弱める効果のものもあり
骨そしょう症の状態によっては治療薬としてしばしば使われます。
骨そしょう症のお薬を服用して抜歯を行うとあごの骨が壊死(えし)する
という話をきいたことがありませんか?
皆さんのお口の中ではいろんな事が起きています。
あごや歯のあるお口の中は毎日の食事などの咀嚼作業や寝ている時の歯ぎしりなどの力に耐え、
たくさんの口の中にいる細菌と共存しています。
世の中の4人中3人は歯周病です。
毎日歯みがきしているから大丈夫!!
ではなく、虫歯や歯周病、歯肉炎の危険がいっぱいなのです。
総入れ歯でも、土台の歯肉が弱ったりやせると入れ歯のぐらつきになりキズや炎症につながります。
骨そしょう症の骨の吸収を弱める治療薬を使い続けると
細菌退治の働きが強まり、感染が引き金となり
炎症が悪化して治療を受けている骨のキズついている部分に影響を起こしてしまう場合があります。
それで 噂 の「顎骨壊死」とか「抜歯できない」とか「骨そしょう症の薬はやめなさい」とか言われる
ことになる危険があります。
しかしながら本当はそんなことはありません。
※かならずしも骨吸収を弱める薬を使用しても顎骨壊死をおこすわけではありません!
その前に先生はよく考えて治療の方向性を決めます。
なので先生は今患者さんのお口の状態をまず心配します。
(かかりつけの歯医者さんにコンタクトを取らせてもらいます)
少しでも心配になられた方は、お気軽に
ねぇ 先生?と聞いてみて下さい。
看護師・診療放射線技師部門からでした。