チームで診る痛み診療セミナーが7/28ウェブ配信であり座長として参加しました。最初に桑陽病院整形外科藤本英明副院長の座長で仙台ペインクリニック石巻分院院長の川井康嗣先生の難治性疼痛に対する薬物療法〜薬が効かない理由と効かせる工夫〜の講演を拝聴しました。日常臨床における慢性疼痛で痛覚変調性疼痛のカテゴリーに当てはまる方が多く、恐怖回避思考の方が多く、患者が医療者任せの方が多く、セルフマネジメントができない、服薬アドヒアランスが不良であるといった特徴があります。メテオロパシー(天気痛、気象病)も慢性痛の一つです。パーソナルリカバリーが不良であることをプレゼンティズムといい問題になっています。生活不活発病の場合は社会参加をすることが改善に繋がります。薬物療法における診察前の問診を受付、看護師さんがしっかりした後医師による患者さんの個々に合わせた薬剤選択処方を行い処方の解説や支援をスタッフが補充することで患者に処方の理解が得られる4ステップチームアプローチを教えて頂きました。セルフマネジメントの成功のコツとして自己効力感を高めることも教えて頂きました。