10/23 山口県医師会館で令和3年度主治医意見書記載のための主治医研修会で運動器疾患について講演しました。県の福祉部から介護保険制度についてので総論があり、65才以上の高齢者は2020年で3600万人(人口の29%)ですが2055年には3700万人(人口の38%)と増加して介護保険の利用も20年間で3.1倍に増加しています。山口県は令和元年で高齢化率が全国3位と上位です。市町村別では柳井の上関町では高齢化率56%となっています。認知症も山口県の有病率は2020年で約8万人であり介護職員の不足が懸念されます。介護度は要介護認定等基準時間で6段階(25分から110分まで)に分類され決定されます。介護保険審査は認定調査と主治医意見書を元に介護認定審査会で決定されますので主治医意見書は重要な書類となります。
次いで県の福祉部から介護施設等における感染防止対策への支援についての講演がありました。
次いで原田医院の原田院長の主治医意見書のエッセンス〜認知症編〜がありました。介護保険の審査員になることが主治医意見書のポイントがよくわかるとのことでした。読み手である認定審査委員会とケアマネジャーの気持ちになって記載する必要があるそうです。特化すべき事項については特によく見られるそうですので空欄にしないこと、介護の手間に結びつく情報を記載することを強調されました。
最後に私が主治医意見書に必要な運動器疾患についてー整形外科医の立場からーという演題で講演しました。