Withコロナ時代の関節超音波バーチャルハンズオンセミナー

12/16横浜市立大学市民総合医療センターのリウマチ膠原病内科の大野先生の「Withコロナ時代の関節超音波バーチャルハンズオンセミナー」を拝聴しました。大野先生のエコー操作を見ながら自分でエコーを操作するという珍しい形のハンズオンセミナーを体験しました。大野先生がエコーで手指の操作を解説しながらエコー操作の手元の像、エコー画像、解剖画像を4分割でわかりやすく説明されました。関節背側にゼリーをたっぷり乗せてゼリーをつぶさないようにプローベ操作を行うことがコツとのことでドップラーによる関節包内滑膜や腱鞘滑膜の血流評価の方法、背側だけでなく掌側の関節も評価すること、関節の横の部分までエコーで観察可能で骨ビランもエコーで描出する方法も教えて頂きました。リウマチの関節エコーの奥深さを知りました。

写真はセミナーを見ながら私の示指の関節エコーです。自分でやりながら撮像したのであまり上手ではないですがゼリーが潰れないようにできています。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。