骨粗鬆症オンライン講演拝聴

日本骨粗鬆症学会オンライン学会が開催されていますが、11/15骨粗鬆症のメンターとして私が尊敬している呉市の沖本先生の講演を拝聴しました。呉市で内科、婦人科、歯科との病診連携に尽力された立役者で市のレセプトデータから椎体骨折や大腿骨近位部骨折の頻度、顎骨壊死の頻度を出され、呉市で現在取り組まれている治療中断した患者さんへの呼びかけなど紹介されました。特にデノスマブという半年に一回投与の注射薬は中断したままであるとオーバーシュートという多発骨折を生じるリスクが高いので1ヶ月以上遅らせない注意が必要とのことでした。デノスマブから年一回のゾレドロン酸静脈注射に切り替えた臨床研究では骨密度減少を防止し、多発骨折の予防ができたとのことでした。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。