日本骨粗鬆症学会オンライン学会が開催されていますが、11/15骨粗鬆症のメンターとして私が尊敬している呉市の沖本先生の講演を拝聴しました。呉市で内科、婦人科、歯科との病診連携に尽力された立役者で市のレセプトデータから椎体骨折や大腿骨近位部骨折の頻度、顎骨壊死の頻度を出され、呉市で現在取り組まれている治療中断した患者さんへの呼びかけなど紹介されました。特にデノスマブという半年に一回投与の注射薬は中断したままであるとオーバーシュートという多発骨折を生じるリスクが高いので1ヶ月以上遅らせない注意が必要とのことでした。デノスマブから年一回のゾレドロン酸静脈注射に切り替えた臨床研究では骨密度減少を防止し、多発骨折の予防ができたとのことでした。