ギプスについて

ギプスは英語ではcastといい、骨折や靭帯損傷(捻挫)などで痛みや腫れが強く患部を動かすと痛い場合に使用します。またオーバーユース(使いすぎ)による腱鞘炎などでも関節に負担がかかりすぎている時も安静をとっていただくために使用します。骨折の際は上下にある関節が動かないように固定する場合もありますが通常は末梢(遠位)にある関節を固定します。より強固に固定したい場合には自分で除去できないようにしますが、入浴だけはしてもいいと判断した場合にはギプスシーネ(ギプスの半分)にして包帯固定を行います。その後サポータ(装具)に変更することもあります。

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。