5/5連休後半は自宅でのステイホームですが家で読書をしました。昨日本屋さんで気になる本を買ってきました。ダニエル・デフォーの「ペスト」はイギリスでペストが流行した時のパンデミックの状態が記録されており、原因がペスト菌と判明しない中、ロンドン市民の中で爆発的に広がっていく様子や恐怖心が様々な詐欺や悲惨な結果を生むこと、医療従事者も原因がわからないまま多く犠牲になったことなどが記録されていました。又感染した家族が風評被害にあうことや都会から地方へと移住した人が感染源となることも今の状況を彷彿させます。政治家、自治体が断固たる決断を市民に徹底させることで収束に迎うのですが、その時期が遅いと収束が遅れたことも今の状況と似通っており考えさせられました。作者はジャーナリストでもあるそうですが一番大事なのは発生が始まった時にそこから逃げる(感染源を避ける)ことが最も必要であると述べていますがその点については中々難しいところがあると思いました。