山口県医師会男女共同参画部会総会

3/2山口県医師会男女共同参画部会総会講演会にウェブで参加しました。京都大学医学研究科医学教育・国際化推進センター片岡先生の「ダイバーシティ(多様性)の推進と女性医師のキャリア支援」について講演を拝聴しました。女性医師の割合は年々増加しており20−30代の若手女性医師は約半数を占めますが就労状況の対応が追いついておらず若手女性医師の子育て等による離職率の増加につながっています。離職・復職の際に上司の理解、適切な仕事量、家族・同僚の理解が重要とのことでした。先生の在職されていた岡山大学病院医師キャリア支援の紹介と導入により離職率が低下、復職率の増加につながったとのことでした。オンラインでの医局カンファレンス、復職支援制度、キャリア形成プログラム(Kusunokiプロジェクト)など先進的な取り組みも紹介されました。

ついで口県医師会男女共同参画部会の戒能会長から山口県における病院勤務女性医師551名のネットワーク、保育サポータバンク運営(現在80名登録)、女子学生インターンシップについて紹介されました。

山口市医師会も女性部会が年2回講演活動もされており、各医療機関として働く女性をサポートする理解とシステム作りの重要性を痛感しました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。