第2回痛覚変調性疼痛研究会

第2回痛覚変調性疼痛研究会をウェブで拝聴しました。痛みの分類として侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛に分類されていましたが第3の痛みとして痛覚変調性疼痛の理解を深めて研究成果を報告されました。この中で痛覚変調性疼痛は心因性疼痛に置き換わるものではなく、メカニズムとしての定義であることを強調されていました。原因がなく生じる痛みはトップダウン型、侵害受容性疼痛の感作などによって生じるボトムアップ型があり、時間の要素が加わることも勉強になりました。まだまだこの分野の研究が進むと理解も深まると思いました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。