慢性疼痛に関するオピオイド鎮痛薬適正使用講習会

4/28慢性疼痛に関するオピオイド鎮痛薬適正使用講習会を拝聴しました。講師は仙台ペインクリニック石巻分院院長の川井先生で山口大学麻酔科出身で同級生です。慢性疼痛に弱オピオイド鎮痛剤を使用することが多いので、その適正使用について教えていただき、先生の提唱される医療スタッフとチーム医療を教えていただき、服薬アドヒアランスの工夫、患者さんの価値観・ライフスタイルと意思を最優先する服薬コンコーダンスという考え方も新鮮でした。患者さん自身が痛みと向き合うセルフマネジメントが重要であることも強調されました。また行動経済学的見地から非合理的意思決定や行動をしてしまう場合に重要なナッジ理論、自己肯定感を高めることが自己効力感を向上する鍵であることを教えていただきました。

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。