山口市骨粗鬆症病診連携の会講演会

3/22 かめ福で第2回山口市骨粗鬆症地域連携協議会講演会があり座長で参加しました。兵庫医大歯科口腔外科の岸本裕充教授の講演「骨粗鬆症治療中の歯科治療〜ポジションペーパ改定のポイント〜」を拝聴しました。岸本教授はポジションペーパ2023の総括をされており顎骨壊死の歴史的背景、顎骨壊死の原因は口腔内の炎症、感染が原因であること、ビスフォスフォネート製剤による顎骨壊死発生率が0.2%であること、抜歯が必要な際は速やかに施行することが望ましく、ビスフォスフォネート製剤の休薬の必要はないこと、骨粗鬆症治療をする全例が歯科紹介の対象にすることが望ましいこともお話しされ医師薬連携の強化の必要性について教えていただきました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。