山口県医師会自賠責保険研修会

11/30山口県医師会自賠責保険研修会が山口グランドホテルであり受付の原田さんと参加しました。山口自賠責損害調査事務所長の椙本先生の「自賠責保険のしくみ」がありました。交通事故の保険には自賠責保険と任意自動車保険があり、交通事故の自賠責保険制度の概要、請求手続き、損害調査の流れなど解説して頂きました。

次いで順天堂大学整形外科・スポーツ診療科の井上先生の「交通事故における留意点~損保顧問医の立場から」があり拝聴しました。受傷機転(外力の付加状況)、直後の症状、機能障害は詳しく問診、記述すること、診断書は必要最低限の事項を漏れなく正確に記載すること、自覚症状、神経学的所見、可動域制限(他動も)、現在の治療内容、今後の治療方針など書くこと、画像所見で新鮮外傷性病変と既存病変を区別することなどを教えて頂き勉強になりました。明日からの臨床に活かしていきたいと思います。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。