健康づくりのための身体活動基準・指針の改訂

健康づくりのための身体活動基準が厚労省から発表されたのが2013年で最近改訂が行われており2023年度版が出るとのことで、その中で重要な点が長時間座位行動が健康リスクであることが記載されました。これは腰痛にとっても良くないですが大人だけでなく、子供の健康にとって有害であることは種々の研究から明らかになっています。また筋力トレーニングも健康に有益であり、身体活動量と健康リスクの間に負の相関があることも記載されるようです。また高齢者においてはマルチコンポーネトント運動(有酸素運動、バランス運動と筋力トレーニング:略してマルチコ)の有効性も明記されるそうです。このマルチコも今後キーワードになると思います。

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。