7/31 第1回痛覚変調性疼痛研究会がありウェブで参加しました。2017年国際疼痛学会で承認された慢性疼痛の痛みの機序分類で侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛に次ぐ分類として日本でも2021年に新しく命名された疼痛についての様々な分野の先生方の講演がありました。侵害受容器の活性化、体性感覚神経系の障害なしに生じる痛覚の変化・変調によって生じる痛みということで診断名ではなく機構名であるとのことで、痛みは脳で経験する感覚と情動の不快な体験であり、脳と身体、環境(社会)により生じるので今後この疼痛に関する(特に脳機能の)研究が進むことが多いに期待される内容でした。