3/18 クリニック終了後にオンラインで長州スポーツ整形塾があり拝聴しました。
最初にJIN整形外科の仁賀先生の「スポーツ選手の鼠径部痛の診断と保存的治療〜最新の知見を交えて〜」がありました。仁賀先生は鼠径部痛症候群の保存的治療のスペシャリストです。
サッカー選手に多い鼠径部痛症候群は機能不全が生じ原因として股関節外病変ではMRIで恥骨のクレフトサインが重要で恥骨浮腫、central disc protrusion,内転筋付着部微細損傷がありクレフトサイン陽性例は復帰が長引くとのことでした。治療はリハビリが重要で可動性と安定性が整ってから協調運動を行い特に強調運動でクロスモーションが有効とのことでした。
続いて聖マリアンナ医科大学の仁木教授の「足部・足関節捻挫遺残性疼痛の診断と治療」の講演がありました。小児の足関節捻挫はほぼ剥離骨折であるので腓骨遠位軸位レントゲン撮影が重要でギプス固定もthigh-foot angleに注意することを教えていただきました。足関節インピンジメント症候群の分類と治療、成人の扁平足は腓骨筋痙縮性扁平足が多く、外脛骨障害の病態、治療、バネ靭帯損傷、リスフラン靭帯損傷など幅広い疾患について勉強になりました。