11/9 クリニック終了後にウェブ講演会があり拝聴しました。鼓ヶ浦整肢学園の黒川先生が「この子のO脚、ただのO脚?」の講演でした。下肢のアライメントは1-2才ではO脚、3-4才ではX脚になりその後軽度のO脚に落ち着いてくるので経過を見ていくことが重要ですが、中にくる病やBlount病が含まれるので定期的なX線検査や採血が必要になるとのことでした。くる病のX線写真は実際に経験したことがなかったので大変勉強になりました。採血ではALP,Ca,P,25(OH)D、FGF23などを計測してくる病の鑑別を行い、小児科専門医に紹介してビタミンDやリンの補充以外にブロスマブ(遺伝子組み換え製剤)を使用すること、成長線抑制術を併用することなど教えて頂きました。明日の診療に活かしていきたいと思います。