当院でも高齢者の急性腰痛の約半数を占める骨粗鬆症性椎体骨折に安静臥床が有効であるという論文がJBJSという整形外科の中では有名な?雑誌で報告されました。報告したのは筑波大学の舩山先生です。入院のして2週間厳密に安静臥床を行った群と痛みの状態に応じて動くのを許可した群の6ヶ月後の成績を比較したところ椎体の圧潰と後弯変形の進行が抑制されたそうです。当院でも骨折による痛みが強い患者さんには入院をおすすめしていますが、このようなデータがあると患者さんにもおすすめしやすくなりますね。
参考文献
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36005391/