ロコモと痛みを考える会 in 吉南を拝聴しました

9/6台風が山口県にも接近して心配されたので私も早くクリニックに行って準備しましたが幸い直撃には至らずホッとしました。さてクリニック終了後にロコモと痛みを考える会 in 吉南を拝聴しました。講師は名古屋大学整形外科今釜教授でロコモティブシンドロームと疼痛・QOLの関連~神経障害性疼痛を中心に~について拝聴しました。今釜教授は脊椎外科の分野のトップリーダーで山口県宇部市ご出身です。神経障害性疼痛は脊椎疾患でも多く、難治性脊椎疾患(脊髄腫瘍や靱帯骨化症など)では手術で歩行機能等は改善しますがビリビリジンジンといった神経障害性疼痛は残存するので適切な薬剤の選択が必要とのことでした。またロコモティブ症候群については先生の研究の結果(名古屋大学整形外科が30年間検診されてきた八雲スタディ)を踏まえながらロコモはフレイルより痛みやQOLにより影響することをお示しいただきました。

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。