奈良大和路のみほとけ展

こんにちは。受付原田です。

今日は「奈良大和路のみほとけ展」最終日に行ってきました。

エントランスから暗く細い通路を通って角を曲がると、迫力がある大きな菩薩さまが1体、来場者を迎えるようにどーんと立っていらっしゃり、その存在感にあっという間に奈良大和路へといざなわれました。

少し暗めの展示室に仏さまたちがスポットライトを浴びているお姿が神々しく、表情や柔らかな質感までも感じられ、中でも唐招提寺のトルソー(お顔や手足がない像)はその分身体の美しさが際立って見えて仏さまの穏やかな雰囲気に引き込まれるようでした。

ふと見ると、1つ1つ仏さまに手を合わせてから鑑賞していらっしゃる方もあり、私は木彫作品として見ていましたが、本来の意味から考えるとそれが正しい姿なのだなとも思いました。

また今回の展覧会で私的にぐっときたのが、ところどころコンクリートの壁に直接書いてある會津八一さんの短歌が仏さまたちの存在感を際立たせていて、なんと魅せる展覧会なんだ!と心をわしづかみにされました。

ひらがな書きの万葉調短歌から仏さまたちを見たときの穏やかで厳かな気持ちが伝わってきて、大和路の澄んだ空気感まで伝わってくるようでした。

山頭火に続き、すごい言葉選びをする人がいるものだと上から目線で感心していたら、すごいから記念館があるんじゃない?と呆れられました(^^;;

帰りにミュージアムショップに立ち寄って記念に何かないかな?と見ていると、展示室にあった奈良の大仏さまの螺髪(らほつ パンチパーマみたいな髪の毛)を模したパンがあり、そんなのをパンにしようと思うなんて( ̄▽ ̄)!とその発想力に思わず買って帰りました。

 

今回の展覧会はいろんな楽しみ方ができて、楽しかったです。