積極的マイナス思考

今日はスポーツ予防医学研究会の積極的マイナス思考という講演を聞いてきました。

その先生のお話によれば
①ナチュラルに楽しい→積極的プラス思考
②がんばろう、自分はできると考えるように努力が必要なプラス思考→消極的プラス思考(一般的にプラス思考と言われるもの)
③できない、どうしよう、だめだ→消極的マイナス思考(一般的にマイナス思考と言われるもの)
④できない自分を認める、できないけどどうにかなる→積極的マイナス思考
と言う定義づけで


試合前にサーブが苦手な選手に君はできる、君は勝てると声をかけるのが通常だけど、積極的マイナス思考の考え方でいくとサーブ失敗するかもね、でもなんとかなるよと声をかけるそうで、そうすることで失敗してもそれは想定範囲内だから、試合中にサーブが入らなくなってもそんなに慌てずに失敗したけどなんとかなると考えてそこから持ち直せるという話でした。
そう言う考え方もあるんだと納得。

また100%の全力投球よりも80%くらいの力が抜けた状態の方がパフォーマンスが上がり、結果が残せるとのことで、トランポリンで飛ぶとその80%の力が抜けた状態を体感でき、実際そのあとの方がパフォーマンスが上がる映像も紹介されていました。(先生が松岡修造さんたちとバラエティ番組に出られている楽しい映像でした)

クリニックのバックヤードにトランポリン置いたら仕事のパフォーマンスがあがる❓とも思いましたが、貧乏ゆすりみたいに小刻みに身体を揺らすのも同じ効果があるとのお話でしたので、そっちをまずはやってみたいと思いました。

広島弁での笑いを交えた力80%の脱力講演会で参加者の心をがっちりつかむ完璧なパフォーマンスで、先生自ら力みのない80%の構えを実践していらっしゃる楽しい講演会でした。受付原田でした。