4/16 東京スポーツ整形外科研究会にウェブ参加しました。テーマは鼠蹊部痛でした。アスリートの鼠蹊部痛はグローインペインと言われ特にサッカー選手に多くMRIを撮像することが多いのですが最初にアントラーズスポーツクリニックと東京医科大学の山藤先生が股関節関連鼠蹊部痛の診断と治療について、斉藤先生が股関節関連以外の鼠蹊部痛の診断と治療について講義されました。ドーハ分類が有名で内転筋関連、腸腰筋関連、鼠径関連、恥骨関連、股関節関連に分類されますがオーバーラップもあり股関節関連以外は保存的治療が基本であるとのことでした。股関節関連では関節唇損傷や軟骨損傷、大腿骨頚部の骨形態異常(カムタイプ)がある場合に股関節鏡による手術も選択することがあるとのことでした。次いで膝関節前十字靭帯、半月板、肘内側側副靱帯の解剖の新治験について2人の先生にご講演いただきました。最後にスポーツ障害にエコーは必要か?について横浜市立大学の宮武先生の講演がありました。腱付着部痛の診断治療にエコーを活用しておられ新しい治療としてエコー下手術、TENEXという経皮的超音波ガイド下腱変性部分切除術など紹介され、エコーはLINEと一緒であると便利で手放せなくなるので是非活用してほしいということで締めくくられました。