山口大学整形外科WEBセミナーがんロコモ

3/10山口大学整形外科WEBセミナーがありました。山口大学整形外科の講師の先生方が若手医師、開業医向けにわかりやすく専門分野を解説されます。私もなるべく視聴するようにしていますが今回は腫瘍専門の岩永先生のガンロコモの講演でした。がんの生存率は治療薬(分子標的薬特に免疫チェックポイント阻害剤など)の進歩により転移があっても延長してがんと共存する時代と言われていますが、骨転移が進行すると歩行ができなくなったり病的骨折を生じることがあります。その時に整形外科医は原発巣の担当主治医に患者さんの治療内容とパフォーマンスステータス(0-3は手術可能)、片桐スコア(6未満で手術適応)を確認して整形外科的手術(骨接合術や脊椎除圧固定術)などを決定していくとのことでした。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。