3/10山口大学整形外科WEBセミナーがありました。山口大学整形外科の講師の先生方が若手医師、開業医向けにわかりやすく専門分野を解説されます。私もなるべく視聴するようにしていますが今回は腫瘍専門の岩永先生のガンロコモの講演でした。がんの生存率は治療薬(分子標的薬特に免疫チェックポイント阻害剤など)の進歩により転移があっても延長してがんと共存する時代と言われていますが、骨転移が進行すると歩行ができなくなったり病的骨折を生じることがあります。その時に整形外科医は原発巣の担当主治医に患者さんの治療内容とパフォーマンスステータス(0-3は手術可能)、片桐スコア(6未満で手術適応)を確認して整形外科的手術(骨接合術や脊椎除圧固定術)などを決定していくとのことでした。