次いでガンバ大阪診療所の榎本先生のJリーグチームへのフルタイム帯同とcovid-19への対応という講演を拝聴しました。ガンバ大阪診療所に常駐されるスポーツドクターの役割やスケジュールと監督、選手との距離感の意識もお話しされました。実際のシーズン中のコロナ対応として体温、マスクのみでなく、行動記録を毎日アプリで報告するシステム、2週間に1回のPCR検査、飲水タイムの導入、交代枠の増加、食事の際のルールも徹底されているとのことでした。
最後に筑波学園病院の坂根先生のサンウルブズ、スーパーラグビーで学んだことを拝聴しました。サンウルブズで2016-2020年もの間チームドクターをされた著名な先生です。チームとの距離感、勤務医との狭間のジレンマ、チーム帯同による選手スタッフとのコミュニケーションの増加によるメリット、脳震盪の診断治療、後遺症の発生の予防、重症外傷によるチーム離脱、頚髄損傷、脳震盪後の障害のフォローなど様々なことを教えて頂きました。