運動器エコー技塾サテライト2019に参加しました

6/2下関海峡メッセで運動器エコー技塾サテライト2019 DrとPTがコラボする次世代の運動器診療に当院の理学療法士山内君と参加しました。東あおば整形外科の高橋周先生の講演で、エコーの重要性と実際についてレクチャーされました。

PRP,prolotherapy,hydrodissectionといったエコーを用いた最新の技術も紹介されました。運動器構成体の見え方、腱、靭帯、骨軟骨、筋、血管、神経の動き、形態の異常、患者説明などにも有用であることを講義していただきました。次いで肩関節の解剖とプローベの当て方をレクチャーされました。足関節捻挫は一日15000人受傷し、スポーツ外傷の69パーセントだそうです。足関節捻挫後の足関節不安定症は74パーセントに登るとのことでした。正確な診断、的確な初期治療、修復プロセスに応じたリハビリが必要になり、エコーの重要性を講義されました。初期固定と中臀筋の強化と体幹筋のエクササイズが必要になります。前距腓靭帯に踵腓靭帯靭帯損傷が合併すると70パーセントは何らかの症状を残るそうです。最後に高橋先生のインターベンションエコーのコツを教えていただきました。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。