ロコアディスカッション

2/28ホテルニュータナカで私とさっか整形外科クリニックの目先生の二人が参加してロコアディスカッションという座談会を行いました。学術担当者からロコアテープはフルルビプロフェンを含む湿布剤でCOX1,2阻害作用を有し、膝関節滑膜、関節液中に高濃度に移行するとのことでした。臨床成績も消炎鎮痛剤との比較で有意差がなく、副作用は皮膚症状が主で腎機能には影響がほとんどなかったとのことでした。変形性関節症に適応があり、光毒性陰性なので日光に当たっても問題がない湿布剤とのことでした。当院でも使用例を紹介して目先生と使用方法についてディスカッションして有意義でした。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。