山口県中部地区Meet the Expertがあり沖本クリニックの沖本信和先生の講演があり座長をしました。「地域における多種職連携骨粗鬆症治療で骨折は減っているのか?顎骨壊死・骨髄炎は減っているのか?ー骨粗鬆症治療の進め方を考えるー」という非常に興味深い講演でした。沖本クリニックのある呉市で多種職連携、医科歯科薬科連携に尽力され市のレセプトデータを活用してビスフォスフォネート製剤の顎骨壊死の頻度が約1000人に1.33人、デノスマブが0.125%というデータを示されました。また2023ポジションペーパでは歯性感染を放置しないことが顎骨壊死の発症予防につながるので骨粗鬆症治療開始時に歯科紹介は行い医科歯科連携を行うことの重要性を教えて頂きました。骨形成促進剤は骨折危険性の高い骨粗鬆症には第一選択であるが薬剤副作用などには注意する必要があることもご教授して頂きました。