杉並区骨粗鬆症医科歯科連携の会

12/4 杉並区骨粗鬆症医科歯科連携の会をウェブで拝聴しました。山口市でも先日医科歯科連携の会を開催したばかりでしたので他の地区の取り組みに興味がありました。歯科医の立場から佐藤歯科クリニックの佐藤先生が講演され顎骨壊死の症例を供覧され抜歯が原因で起こるのではなく歯周病の放置や増悪が原因で生じるのであること、しかしながら休薬が必要な症例もあるので医科歯科が連携していくことの重要性を強調され、骨粗鬆症治療前に歯科紹介することの重要性を強調されました。次いで高円寺整形外科の大村先生が骨粗鬆症は高齢化に伴い増加しているが治療率が日本では20%程度であり骨折の連鎖を防ぎ、血圧を測るように骨密度を測ることを啓蒙することもお話しされました。お二人とも紹介状をやり取りして医科歯科連携をスムーズに進めることが顎骨壊死の予防になるとの見解はご一緒でした。

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。