第12回山口県運動器疼痛を考える会

12回山口県運動器疼痛を考える会が9/14日ウェブで開催されました。山梨大学 整形外科 教授 波呂 浩孝 先生の「骨粗鬆症性脊椎疾患の診断と疼痛に対する対策」を拝聴しました。波呂教授は山口大学医学部ご出身で東京医科歯科大学入局後山梨大学の教授に就任されています。成人脊柱変形、骨粗鬆症性椎体骨折、両者の手術的治療について山梨大学の手術症例や臨床研究の結果を交えてお話しされました。成人脊柱変形の患者さんは100%ロコモティブ症候群であり、脊柱起立筋と多裂筋の面積と脊柱アライメントは相関があり、骨粗鬆症性椎体骨折の治療では骨形成促進剤による薬物治療も重要であることなど教えていただきました。

 

この記事を書いた人

とよた整形外科クリニック 理事長

豊田 耕一郎

山口大学医学部、山口大学大学院卒業後山口大学医学部附属病院、国立浜田医療センター、小野田市立病院、山口大学医学部助教、講師を経て山口県立総合医療センターで脊椎手術、リハビリ部長を兼任後、2012年4月からとよた整形外科クリニックを開院。
専門性を生かした腰痛、肩こりの診断、ブロック治療、理学療法士による運動療法、手術適応の判断を迅速に行うことをモットーとし、骨粗鬆症、エコーによる診断、運動器全般の治療に取り組んでいます。